中華食堂日高屋 配膳・運搬ロボット50台を導入 見習いスタッフとして50店舗に順次配属開始
株式会社ハイデイ日高は株式会社USEN協力のもと、配膳・運搬ロボット「KettyBot」(ケティボット)40台と「BellaBot」(ベラボット)10台を「中華食堂日高屋」の50店舗に見習いスタッフとして配属を開始したことを発表した。
配膳・運搬ロボットを駅前店舗と郊外型店舗に配属
ハイデイ日高では新型コロナウイルスの影響による時短営業後の人手不足によって、採用および新人の教育時間の確保が課題となっていた。そこで、日高屋目黒東口店にて約3週間、「KettyBot」(ケティボット)と「BellaBot」(ベラボット)のインターンシップを実施。その結果、55cmの幅も通過できるコンパクトさが魅力の「KettyBot」は駅前立地の店舗に、モニターに表示される猫の豊かな表情、キュートな音声がかわいらしい「BellaBot」は子ども連れが多く、店内も広い郊外型店舗に配属することとした。
ハイデイ日高 取締役執行役員営業管理部長 青野 敬成 氏は「この配膳・運搬ロボットの導入を通して、ハイデイ日高では、お客様満足度の向上と営業効率の最大化を実現したいと考えています」とコメントしている。
配膳・運搬ロボットのインターンシップ
配属前は配膳よりも下膳時の運搬を中心に活躍することを想定していたという。特に1度に複数卓の片づけが可能になることは、ピークタイムに利用者のスムーズな案内が実現し、回転率の改善につながることを期待していた。実際にインターンシップを開始すると配膳・運搬ロボットの停止場所が非常に正確であることに加え、動きもとてもスムーズでラーメンや飲み物を安定して運べることが判明。結果的に利用者に喜んでもらえることが分かった。また、操作もわかりやすく、インターンシップ初日であるにもかかわらず、予想以上に店舗従業員とのチームワークもバッチリ。結果的に配膳・下膳の両方で即戦力として大活躍した。
お客様の各テーブルまで配膳・運搬ロボットが移動することによって、今までは何度も往復しながら行っていた配膳や下膳が1度で可能になり、営業効率がUPしています。しかも、配属したその日から活躍してくれるので、その分採用や教育時間を充実させることができ、コスト削減にもつながり課題解決の一端となっています。さらに、店舗従業員が重たいものを持たないことが、従業員の足腰負担の軽減にもつながっています。既に配属されている配膳・運搬ロボットは、店舗従業員からも 「一緒に楽しく働ける」と好評で、専用の名札に、各店舗の店⾧が命名した愛称をつけて勤務しています。
中華食堂日高屋は既に導入しているタッチパネル式のオーダーシステムやキャッシュレス決済と併せて、ITデジタルを活用した顧客満足度の向上や従業員の労働環境の整備に取り組んでいく、としている。
・日高屋 目黒東口店
・日高屋 小田原飯泉店
・日高屋 秋葉原駅南店
・日高屋 信濃町駅前店
2.今後の配属予定店舗(2022年3月18日時点)
・日高屋 マーレ武蔵浦和店
・日高屋 エルミ鴻巣店
・日高屋 浦和町谷店
・日高屋 馬喰町西口店など、順次配属予定
3.配属日
2022年3月から順次
4.配属の目的
・配膳、下膳の際の往復移動軽減による接客業務効率化
・重量物の運搬作業軽減による労働環境改善
・新型コロナウイルス対策の一環として、ソーシャルディスタンスの確保
USENについて
株式会社USEN-NEXT HOLDINGSのグループ会社である株式会社USENは、「お店に夢中になる時間を、もっと。」のコンセプトのもと、全国約75万店の契約店舗をはじめ、飲食店を中心に様々なお店の「店舗DX」を推進している。今後も配膳・運搬ロボットの販売強化はもちろん、既存IoTサービスへの連携や独自機能の追加検討など、店舗経営者とその利用者にとってより利便性の高いサービスを提供できるよう努めていく。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。