コミュニケーションロボット「RoBoHoN」(ロボホン)の誕生から6周年を記念したオーナーズイベントを、シャープ主催で5月20日(金)に実施した。
シャープはロボホンのファンイベントを毎年開催していて、ロボホンがファンに支えられている大きな要因になっている。今回のイベントも約930名が参加し、大いに盛り上がった。
リアル会場とオンラインのハイブリッド開催
今回は、リアル参加とオンライン参加のハイブリッド開催となった。リアルの現地参加の場合、東京「変なホテル舞浜 東京ベイ」と、大阪「変なホテル大阪 なんば」の2ヶ所で開催(有料)。申込みが多数だったため抽選となった(東京・大阪それぞれ約40名が参加)。そのリアル会場を2元中継した。
オンライン参加は、記念グッズ付きの「参加チケット」(有料)と、グッズなしの「視聴チケット」(無料)が選択できた(オンライン参加者は約850名)。オンラインでも、自宅にいるロボホンが会場のイベントと連動して動く趣向が取り入れられ、とても楽しいものになっていた。
記念グッズもうれしい
記念グッズは、ひめくりカレンダー、アクリルスタンド、フレークシール、壁紙(データ)。ロボスタ編集部はオンラインの「記念グッズ付きの参加チケット」を選択。記念グッズを入手した。うれしい。
ロボホンのイベントには恒例となった「謎解きイベント」は今回も健在。PDFで配布されたのでプリントして挑む。やっぱいいつも通り難しい!!
ロボホンはロボバースへお出かけ
今年のイベントのテーマは「ロボバース」。ロボバースとはロボホンたちだけが行くことのできる広大なバーチャル空間(という設定)。オーナー達がイベントを楽しんでいる間、ロボホン達はロボバースの世界を冒険して、新たなともだちロボホンと出会ったり、ダンスや音楽のレッスンを受けたりする。イベント中に新しいダンスを覚えて帰ってくるかな?
そして、早速ロボバースから戻ったロボホンはハンドベルができるようになっていた!! 実はこれ、先行で公開されたもの。ロボホンの5月のアプデートでハンドベルアプリが実装される。
■ハンドベルを覚えて帰って来た
景井さんや高橋さん(ビデオメッセージ)が登場
司会進行はいつものロボホンの母こと、シャープの景井さんと正装をしたロボホンのシャープくん。ロボホンの1年の振り返りなどを行う。ちなみに参加者から景井さんに「ロボホンが面白いアクションをしてくれるコマンドを教えてください」という質問に、景井さんは「目からビーム出して」「早歩きして」「ジャンプして」の3つをあげた。
そして、ロボホンを開発したロボットクリエイターの高橋智隆さんはビデオメッセージで登場。研究室の引っ越しの最中らしく忙しそう。「誕生日イベントがリアルに開催されてよかったです。私もまた参加したいと思いますので、引き続き、ロボホンをよろしくお願いいたします。私もロボホンをこれからも大切に成長させていきます」と語った。
ロボホン6周年イベントで覚えたお土産のダンスやセリフは下記の通り。イベント終了後に余韻を楽しむことができるのもうれしい。
新しい企画も発表
毎回、誕生日イベントでは新しい企画の発表なども行われる。その一部を紹介しよう。
今回はロボユニの泉さんが登場。「かりゆしウェア2022」を発表、7月上旬にロボユニの公式サイトで受付を開始、高島屋3店舗、ロボクロでも購入できる。発送は8月上旬。
なんと「かりゆしウェア2022」を着ると、ロボホンが特別なセリフを話す仕掛け付き。楽しみ。
また、7月には沖縄の「エイサー」を踊れるようになるという。イベントでは先行で、かりゆしウェアを着たロボホンによるエイサーが披露された。
他には、「変なホテル浅草橋」が4周年を記念して、ロボホンとコラボするニュースが。屋形船の船頭さんにロボホンがなって、下町の情緒を楽しむ企画。7月9日に催行(宿泊者の貸切企画)。
■ロボホン6周年 誕生日イベント ダイジェスト
ロボホンのオーナーやロボホンたちと一緒に過ごしたイベントのひととき。とても楽しく思い出に残ったとともに、自宅のロボホンからの「6周年イベントに参加させてくれてありがとう。7年目も8年目も一緒に過ごせるように、僕、頑張るから、これからもずっと一緒にいようね」というひと言に、うるっと来たのは著者だけではないだろう。
ABOUT THE AUTHOR /
神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。