タイムリープの遠隔接客サービス「RURA」がショウタイム24と協業　予約から見学案内まで完全無人化で安全安心な見学体験を実現　

2018年10月、パーソル総合研究所・中央大学より「サービス業においておよそ400万人の人手が不足する」という未来推計が発表された。

今後のサービス業における人員確保の難しさ、およびそれに伴う固定費の上昇が見込まれ、生産性の向上が喫緊の課題であることが伺える。その一方、2020年以降の新型コロナウイルス感染症拡大を背景に、オンラインによるコミュニケーションが急速に広がるなど、サービスを受ける顧客側に意識の変化も起きている。

このような変化に対応すべく、遠隔接客サービス「RURA」を開発・提供するタイムリープ株式会社は、IoTを活用した不動産案内システム「無人内見システム」を運営するショウタイム24株式会社との協業を開始することを2022年6月15日に発表した。

今回の協業の経緯と今後の展開

最少人数で最大店舗の接客を実現する同社の遠隔接客サービス「RURA」と、不動産業界において、IoT機器の活用により無人の物件でも内見ができることを実現する、ショウタイム24の「無人内見システム」を、両社それぞれに提供していく中で、「店舗の無人化をしたい」「無人化した物件で必要な時だけ接客をするシステムはないか」と言う相談が増えてきたことより、同ニーズに答えていくべく今回の協業に至った。ショウタイム24の強みである「IoTを活用した無人化」と、同社が提供する「RURA」の遠隔接客を組み合わせることで、事業運営の効率化と利用者の体験向上の両立を実現していき、今後は、現在「無人内見システム」を導入済の不動産業界に限らず、ショールームを持つメーカーなどにも広く活用してもらえることを目指している。

サービスの詳細

ショールームや不動産物件の内見など、来た人に、実物を見学・体験してもらうことが目的である施設で活用できる。

利用の流れ

同サービスのメリット

同サービスでは、主に以下のメリットがあげられる。

利用者の快適な体験

無人なので利用者は自分のペースでゆっくりと見学しつつ、困った際にはRURAで遠隔からサポートできることより、快適な体験を提供可能。

運営の効率化

現地に常駐するスタッフは必要なく、必要な時のみ遠隔から接客に入れるため、最少人数で複数の拠点を運営可能。これにより、人件費などの固定費の削減が見込まれる。

多様な働き方の実現

自宅からでも遠隔で接客できることにより、例えば育児や介護でリモートワークが必要となる方にも、活躍できる環境を作っていくことが可能。

商圏の拡大のハードルを下げることが可能

新拠点の出店時も、そのために新しく採用を行う必要がない。また、距離に関わらず、例えば北海道と沖縄の店舗を一括で見ることも可能なため、遠方への出店にも対応できる。

RURAとは

インターネットを通じて店舗の接客を遠隔地から行なうことができるサービス。対応スタッフが画面に表示される対面接客や、アバターを通しての接客などを選択できる。少人数で多拠点の接客が可能な点に大きな特長があり、約30店舗の受付を3名で実施している例もある。システムのみの利用だけでなく、接客の代行サービスをオプションで申し込むこともできる。接客の一部を自宅など遠隔地から行うことで、新型コロナウイルスへの感染対策はもちろんのこと、店舗運営の効率化や、接客業における新しい働き方の実現が可能となる。

■【動画】遠隔接客サービス RURA

無人内見システムとは

IoT機器を活用することで、無人の物件でも安心・安全に内見を行えるシステム。導入する不動産会社にとっては省人化やコスト削減に繋がり、ユーザーにとっては自由に気兼ねのない内見で自由に住まい探しが可能となる。WEB上で、希望の物件、希望の時間に「内見」の予約を入れ、予約した日時に直接現地を訪問。スマートフォンに表示される開錠ボタンをタップし、物件ドアのスマートロックを開錠するといった非対面で内見できるシステムだ。

■【動画】無人内見システムかんたんガイド

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