遠隔操作ロボットが市役所の仕事の効率化に挑戦!『mini MORK』を桑名市役所が実証実験 テレワーク/非接触/業務の効率化を検証

株式会社インディ・アソシエイツは、自社開発・製造の遠隔操作ロボット「mini MORK」(ミニモーク)を桑名市役所の協力の下で実証実験することを発表した。テレワーク職員の活用、非接触での対応、執務室など離れた場所から受付案内を行うため業務の効率化などが期待できる。官公庁での実証実験は同社初となる。


mini MORKとは

「mini MORK」(ミニモーク)は、インターネットを経由して操作する遠隔操作ロボット。テレワーク中の自宅や離れたオフィスから、「mini MORK」を通してオペレータが顧客対応できる。インターネット環境さえあれば、遠く離れた海外の国からでもオペレータが操作することができる点でも、働き方改革やスタッフ配置の柔軟な対応、多国語言語対応などの可能性を持っている。なお、頭の上下左右、両手と腰の部分が稼働する。


いつでも、どこからでも簡単に操作が出来ることは、24時間体制の運用を可能にするとともに、操作する人の環境や年齢などに左右されない新しい就労の形や社会参加を実現する。
■【紹介動画】mini MORK(ミニモーク)

「mini MORK」は、既に羽田空港の遠隔案内ロボットとしても活躍している。この機体にはNVIDIAの超小型のAIコンピュータ「Jetson」が搭載されていることが公表されている。なお「mini MORK」が官公庁で実証実験を行うのは初。


桑名市役所様での実証実験内容

1. 目的
窓口に遠隔操作ロボットを設置して、「職員が利用者(来庁者)を適切に案内できるか」「利用者に受け入れてもらえるか」など、窓口でのロボット活用を検証する

2. 概要
【設置場所及び期間】
(1)本庁舎1階ふれあい案内窓口 7月5日(火)~7月22日(金) (土日祝日を除く)
(2)六華苑           7月27日(水)
(3)庁舎5階 中会議室     8月15日(月)
(4)本庁舎4階 デジタル推進課 8月1日(月)~5日(金)

【実施内容】
(1)職員が離れた場所からロボットを操作し、来庁された方の用件をお聞きして案内。
(2)「スマートフォン教室」に参加される方をお迎えし、参加者の受付を行う。
(3)「子どもプログラミング教室」に参加される親子をお迎えし、終了後にロボット操作を体験。
(4)テレワーク実施中の職員が、ロボットを操作して各種問合せに対応。

3. 期待される効果
・執務室など離れた場所からの案内による業務の効率化
・複数の窓口と接続することで、ワンストップ化
・テレワーク職員の活用
・非接触での対応


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ロボスタ編集部

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