IoT・AIソリューション開発の株式会社SGSTは、新型コロナウイルス対応として飲食店、レジャー施設、一般企業、医療機関向けにロボットによる非接触サービス化の展開やDX化を進めている。
同社では飲食店で配膳ロボットを活用し、感染リスクの低減や人件費の削減を提案してきた。また、学校・飲食店・オフィス・ショッピングモール・レジャー施設や医療機関、公共施設など、人流が多い空間に対して、効率的かつ安全に除菌できるロボットの導入によって、感染リスクや運営コストを抑えた除菌提案もおこなってきた。
そして今回、フレキシブルオフィスを展開する WeWork Japanにおける、WeWork 神谷町トラストタワー拠点にてヒューマノイドロボットによる案内業務の実証実験(PoC)を開始した。
実証実験の概要
WeWork神谷町トラストタワー23階において来訪客への案内業務をロボット「cruzr」(クルーザー)が行う。ゲストチェックイン、フロア案内、備品貸出し、WeWorkコミュニティーチームの不在時対応、各種イベント案内などの業務を日本語音声により実施する。
実証実験期間
2022年7月8日~2022年08月31日
検証項目
1. | ゲストチェックインにおいては、1階受付総合案内でチェックインしたQRコード付きメールを23階で再度提示してもらうが、ロボットがゲストに対しスムースに案内できるか? |
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2. | WeWork コミュニティーチームの不在時にはゲストを待たせることになるが、戻りの時間(数分間)をロボットによる音声案内でストレス無く伝えられるか? |
3. | WeWorkにはスタートアップから大企業、自治体やNPO団体など、多種多様なメンバーが入居しているが、ヒューマノイドロボットへの着目が業界業種や企業の壁を越えたコミュニティの形成を促進し、ゲスト間のコミュニケーションをより円滑化できるか? |
4. | ゲスト、スタッフからの肯定的な意見が寄せられるか? |
同実験における案内ロボット
同実験に使用しているAIコミュニケーションロボットCruzr(クルーザ)は、案内サービスロボットとして世界で1万台以上の出荷台数を誇るUBTECH(ユービーテック)社製ヒューマノイドロボットだ。多言語での会話に加え、ダンス、動画、音声などのエンタメ機能を搭載し、既に海外の小売・ホテル・空港・博物館などで多くの実績をもっている。
同ロボットは、新型コロナ対策としての各種サービスの非接触化、DX化、省人化、多言語対応が可能なことより、日本においても企業のショールーム、美術館、博物館、水族館、デパート等で採用され始めてる。
▼案内ロボット
寸法 | 1393mm×650mm×537mm |
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本体重量 | 46kg |
画面サイズ | 11.6インチ |
解析度 | 1920×1080 |
持続時間 | 12時間 |
カメラ | 1300万画素 HD+RGBDカメラ |
通信方法 | WiFi2 4G/5G |
▼付属品 ブラックボディ(オプション)
測定精度 | ±0.3℃ |
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温度単位 | 0.1℃ |
動作温度 | 5.0℃〜50.0℃ |
寸法 | 110mm×110mm |
AIコミュニケーションロボットCruzr
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