アールティがugoと協業 アバターロボット「ugo」のアカデミック向け販売を開始 「RSJ2022」会場でデモ機を展示

株式会社アールティは、ugo株式会社と販売代理店契約を締結し、大学、高専などのアカデミック向けにアバターロボット「ugo(ユーゴー)」を拡販するための協業を開始した。
東京大学本郷キャンパスで、開催される「第40回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2022)」の機器展示会場、アールティブースにて「ugo Pro」のデモ機を展示する。展示期間は、2022年9月6日(火)~8日(木)の3日間。





アカデミック向けの初の販売代理店、研究予算での購入をサポート

ugoは遠隔操作ロボットと完全自動ロボットの利点を併せ持つ次世代型アバターロボット「ugo」を開発している。ロボットを統合管理するプラットフォームと併せ、警備、点検、物流、製造などの業界や、企業の自律走行搬送ロボットの研究開発向けにレンタル販売を行ってきた。アバターロボットは、使用目的や場所によって、アームの有無などを選べる4種のバリエーションが用意されている。

アバターロボット「ugo」のラインアップ

「ugo」の一部の機種は、2本の7軸アーム、上半身を昇降できるリフター、自律移動が可能なカートで構成される。2D LiDAR SLAM機能を標準搭載しており、Mapによる自動巡回が可能。360°視野カメラ、マイク、スピーカーを搭載し、遠隔地の様子を映像で確認したり肉声と音声合成による人とのコミュニケーションにも対応できる。
本製品とセットで提供されるWebブラウザベースのロボット管理アプリケーション画面「ugo Portal(ユーゴー ポータル)」では、ロボットを遠隔から簡単に操作したり、ロボットの動作をノーコードで自動化することができる。

大学や高専などアカデミック向けのロボット開発、販売事業を展開し、15年以上にわたるノウハウを持つアールティが「ugo」のアカデミック向けの初の販売代理店となることで、研究予算での購入をサポートする(価格は要問い合わせ)。
移動ロボットとしての機能を兼ね備えた双腕ロボットの研究開発向け製品の流通が少ない中で、既にオフィスや製造現場などでの稼働実績がある「ugo」は、ロボットの遠隔操作、人とロボットのインタラクション(相互作用)、コミュニケーションの研究など、広い研究分野での活躍が期待できる。


「RSJ2022」でデモ機を展示

2022年9月6日(火)~8日(木)の3日間、第40回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2022)の機器展示会場アールティブースにて「ugo Pro」のデモ機を展示する(イベントは開催期間の5日と9日はugoの展示はない:下記参照)。この講演会は参加登録した人のみ、入場が可能となっている。

第40回日本ロボット学会学術講演会(RSJ2022)開催概要
場所:東京大学本郷キャンパス(東京都文京区本郷 7-3-1)
日時:2022年9月5日(月)~ 9日(金)
※「ugo」のデモ機を展示する機器展示の期間は 6日(火)~ 8日(木)の 3日間
※入場には参加登録が必要
HP :https://ac.rsj-web.org/2022/


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ロボスタ編集部

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