モリロボのクレープロボット「Q」の導入で売上2〜3倍増!職場改善も同時に実現 沖縄の就労支援作業所「しまねこクレープ」

沖縄県にて、就労継続支援事業におけるクレープ店の運営など、障がい者の就業継続支援を行う「株式会社しまねこ」は、厨房用ロボットメーカーの株式会社モリロボの協力を得て、ロボットと障がい者の協働による新しいスタイルの店舗運営を開始したことを、2022年8月23日に発表した。

2022年5月に新規オープンした同社のクレープ店【しまねこクレープ 糸満店】へ、モリロボ社製のクレープ焼きロボット「Q(キュー)」を導入。クレープの生地を焼く作業を完全自動化し、作業負担を大幅に削減し就労環境が大幅に改善できたほか、クレープの生産・販売数は既存店の2倍を記録した。尚、沖縄県、障がい者就労支援施設における「Q」の導入は、今回が初となっている。

同社は、ロボットと障がい者の協働による店舗運営は、SDGs「8、働きがいも経済成長も」につながる働き方として、今後、既存店の働き方改革や新店舗オープンなどにつなげていくと述べている。




■【動画】しまねこクレープ_生地焼き




クレープロボット「Q」導入の経緯と結果

同社では就労継続支援B型事業所として、ネコと触れ合える「しまねこカフェ」を運営してきたが、コロナ禍では来店型の店舗運営が難しく、2021年5月にテイクアウト専門のクレープ屋に切り替えたが、クレープ生地を薄くきれいに焼き上げる作業は難しく、1日の生産数に上限ができてしまい、立ち仕事のため作業負担も大きいことも課題となっていた。業務用ロボットは大量生産向きかつ高額なため導入できないできたが、これらの問題を解決できる、クレープロボット「Q」を知り、2022年4月末に新店舗の糸満店へ2台を導入した。


クレープ販売数が3倍を突破

同店にて「Q」を本格稼働させたゴールデンウィーク初日のクレープ販売数は850個と、既存店の約2倍を記録。その後、既存店の名護店にも「Q」を2台導入し、8月のお盆休み期間には名護店・糸満店の2店舗合計で、クレープを手焼きで対応していたときと比べ、3倍以上の売り上げ増となる、売り上げ枚数約1,200個/日の最高記録を達成した。ボトルネックだった生地焼きを自動化したことで、就労者はトッピングや接客に集中できるように。作業の負担が大幅に減ったことで、オペレーションも円滑になった。同社は今後、売り上げ増加による支払い工賃の増額や、催事場への出張販売や通販など実店舗以外の販路開拓などを進めていくと述べている。



▼クレープロボット「Q」製品仕様

製品名 クレープロボット「Q」
使用電源 単相200V
プラグ形式 20A
最大電力 2.7KW
調理能力 35〜80枚/1時間 ※連続焼きモードあり
重量 35kg

画像:モリロボ公式サイトより ※ 仕様・形状は変更する可能性があります。

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ロボスタ編集部

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