スマート農業を親子で学ぶ「アグリテック体験プログラム」兵庫県姫路市で実施 収穫した野菜は持ち帰り可能
子ども向けSTEAMプログラミング教育を行う株式会社プロキッズは、兵庫県姫路市が主催する「アグリテック体験プログラム」の参加者募集を開始したことを発表した。プロキッズは小学生から高校生までの親子と一緒に、農業ロボットを活用した未来の農業を考える実証実験を2022年10月からスタートしていく。
アグリテック体験プログラム
アグリテックとはAgriculture(農業)とTechnology(技術)を組み合わせた言葉。農業でIT(情報技術)を活用し、従来の農業を効率よく進化させていくことが目的。最近では人間が行う農作業をロボットが代わりに行い、負担を大幅に減らせる「スマート農業」が重要になっている。こうした新しい形の農業体験が「アグリテック体験プログラム」。
今回は実証実験として、新しい農業を種まきから収穫まで体験する取り組みに挑戦する参加者を募集している。姫路市に在住または在勤の小学生・中学生・高校生の親子であれば参加することができ、参加費用もかからない。
農業やITも学ぶことができる体験内容
「アグリテック体験プログラム」では農作業を自動で農業ロボットが実行したり、畑から離れた場所から畑の状況を把握することができる。毎日、水をあげに畑にいく必要はなく、参加者で用意した種や苗を育てることも可能。既に機器は設置されており、農作業に必要な農具も利用することができる。プロキッズは子ども達にデジタルデータを活用した遠隔農業の可能性を考える新しい農業体験を提供していく。
使用する農業ロボット
「アグリテック体験プログラム」の参加者は、「ファームボット」や「e-kakashi」といった農業ロボットを活用することができる。操作上のトラブルは基本的に参加者が取り組むが、不明点があればLINEで相談も可能。
農業ロボット「ファームボット」
「ファームボット」は水やり、種まきといった農作業を遠隔操作で行うことができる農業ロボット。パソコンやスマートフォンから操作ができ、Webカメラも活用することで農作物の生育状況を確認することができる。また、自分で作成したプログラム通りにファームボットを動かすことも可能。
農業AIブレーン「e-kakashi」
「e-kakashi」は植物科学の知見を取り入れたAIを活用し、収穫までの最適な栽培方法を提案してくれるツール。畑から収集した環境データや畑の水分量などをスマートフォンから確認でき、土壌に水が不足しているかどうかを把握することができる。
アグリテック体験プログラムの詳細
応募期間 | 2022年9月15日(木)~2022年10月2日(日) |
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実施期間 | 2022年10月16日(日)~2023年1月15日(日) ※農作物の収穫後に事後アンケートに回答することで終了日を待たずに終了できる。 |
参加費 | 無料 |
場所 | 仁色ふるさと農園(住所:兵庫県姫路市船津町4468番地1) |
対象者 | 姫路市在住または在勤の小学生、中学生、高校生の親子4組 ※保護者と子どもの組み合わせであれば、親子でなくても参加できる。 ※多数の応募があった場合は事務局にて選考。 ※参加の可否は申し込みフォームにて登録したメールアドレスに連絡。 |
参加特典 | ・実施期間中は1組あたり事務局が指定する1区画(約12㎡)の畑を利用できる。
・各区画内に設置しているファームボットとe-kakashiを利用可能。 ・約5㎡分に作付けする種や苗を提供。(残りのエリアに作付けする種や苗は各自で用意。) ・収穫した農作物は持ち帰り可能。 ・参加証明書を発行。 |
参加条件 | ・レクチャー会の全日程に参加すること <レクチャー会の全日程> 2022年10月16日(日)13:00~17:00@仁色ふるさと農園 2022年10月23日(日)13:00~17:00@オンライン ・仁色ふるさと農園への移動手段があること ・パソコンとスマートフォンを保有し、自宅にインターネットに接続できる環境があること ・パソコンの操作に慣れていること ・実証実験のため、参加者自身で主体的にトラブル解決に取り組むこと ・雑草取りなど農業に自主的に取り組むこと ・撮影した写真や動画を姫路市及びプロキッズに関連するホームページや広報で利用しても問題ないこと ・事前アンケートと事後アンケートに回答すること |
その他 | ・作成したプログラムやシーケンスは、実施期間終了後も姫路市が使用することがある。
・事故やケガについての保障できないため、農園への交通や機械の取り扱いは十分に注意すること。 ・参加者の個人情報は、姫路市とプロキッズにて管理する。 |
主催・運営 | 主催:姫路市/運営(受託事業者):プロキッズ |
応募方法 | 下記リンク先より必要項目を入力し応募する。 https://prokids.jp/agritech_program_2022 |
ABOUT THE AUTHOR /
山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。