体感&ワークショップイベント「羽田スマートシティ EXPO 2022 秋」が羽田イノベーションシティで開催されている。期間は9月16日(金)から19日(月)まで。
4日間に渡り、HICityのコンセプトである「先端技術」と「文化産業」を体感できるコンテンツが会場を彩り、未来社会を支えるロボティクスや次世代モビリティの操作体験、サイエンスワークショップや、さまざまな地域の魅力を発信するマルシェの設置などを行う。また、テラドローンが都内としては初公開となる「空飛ぶクルマ」の機体を展示する。
テラドローンが空飛ぶクルマの機体を都内としては初公開
見どころのひとつとしてテラドローンが「東京都内で初となる空飛ぶクルマの機体を公開」する。
空飛ぶクルマ機体を保有し日本初の試験飛行を実施した「一般社団法人MASC」、空飛ぶクルマの安全で効率的な飛行に不可欠な自動飛行システムや運航管理システムを開発する「Terra Drone株式会社」、日本唯一の空港コンサルティング会社である「株式会社日本空港コンサルタンツ」、による共創プロジェクトが予定されている。
機体の静態展示のほか、関連機器等のパネル展示も行われる。飛行デモは予定していない。出展ブースはスマートシティ体験:25、アーティストビレッジを予定。
2023年に試験飛行を予定
同社は、来年2023年に実施される予定の「東京都初の空飛ぶクルマの試験飛行」の詳細と実際の飛行に使用する空飛ぶクルマの機体を公開。公開実証実験では、日本初の「Vertiport」との連動実験を行う。Vertiportとは垂直離着陸用飛行場。ドローンやヘリコプターなどの航空機が垂直に離着陸できる場所。
また、日本初の「5G×運航管理システム(UTM)」の連接実験、東京初の空飛ぶクルマの試験飛行を行う予定。運航管理システム「UTM」はドローンや空飛ぶクルマなどの多種多様なエアモビリティを安全に運航をさせるための管理システムとなっている。
【空飛ぶクルマ関連の展示】
・MASC:空飛ぶクルマ実機「Ehang216」の展示
・テラドローン:空飛ぶクルマの運航管理システムについてのパネル展示
・JAC:バーティポート運用システムのパネル展示
国内では今年度level4解禁により法規制が大きく緩和され低空域で安全に空飛ぶクルマやドローンを飛行させる運航管理システムが必要不可欠だ。その際に既存の航空管制システム(ATM)との連接が重要となる。テラドローンでは連接のためにも「運航管理システム(UTM)」技術の更に強化させ、空飛ぶクルマが安全に飛行ができる世界を目指す考えだ。
「羽田空港空の日フェスティバル2022」とも連携
また17日(土)は、3年ぶりに開催される「羽田空港空の日フェスティバル2022」とも連携し、区内の観光情報の発信や伝統芸能である和太鼓の演奏、各会場を結ぶスタンプラリーなどを実施し、羽田空港を含めたエリア一体を盛り上げる。
公民連携で開発を進めている大田区、城南信用金庫、独立行政法人東京都産業技術研究センター、鹿島建設株式会社、日本空港ビルデングらが連携した。
「羽田スマートシティ EXPO 2022 秋」の見どころ
スマートシティ体験
運搬・警備・コミュニケーションロボット、モビリティ、ARサービス、防災技術などの未来社会を支える様々なスマート技術を体験できる。スマート技術を身近に体感できる良い機会となる。
場所:イノベーションコリドー、J2Fロビー、K2Fサイエンスギャラリー、コングレスクエア羽田他
*実証実験を行うロボット・モビリティの詳細については、当日のチラシを確認のこと。
「はねだのトビラ vol.1」
AR三兄弟 川田十夢氏らが登壇し、HICityの未来、羽田空港の未来、日本の未来を語るトークセッションを実施。登壇者が思い思いに未来を”妄想″し、羽田イノベーションシティ、羽田空港ひいては日本の未来のトビラを開くきっかけを作るイベントとなる。
AR三兄弟 川田 十夢 氏
日本空港ビルデング株式会社 中島 悠太 氏
羽田みらい開発株式会社 SPC統括責任者 加藤 篤史氏(鹿島建設)
-司会進行-
DJ TARO氏
日程:9月16日(金)13:00-14:45
場所:コングレスクエア羽田 ホール
予約不要・無料 (全席が埋まった場合、入場をご遠慮いただく場合がある)
各地の名物大集合で旅気分 -地域周遊マルシェ
様々な地域や自治体と連携し、各地のお土産やグルメが大集合し、旅行気分が味わうことができるマルシェ。今回はタイ王国も出展!海外のグルメも紹介される。
場所:イノベーションコリドー
VRスポーツ TOWE TAG
超人スポーツ協議会認定協議体験。
VR空間に没入し、相手チームと対戦するスリルと迫力がケタ違いの次世代シューティング体験!
9月19日(月)10:00-16:00(予定)
場所:コングレスクエア羽田
自動運転バス 公道乗車体験(先端予約アプリ)
HICity と羽田空港第3ターミナル間の連絡バスとして自動運転バスが公道を走行。PaylessGate株式会社が開発した最先端技術アプリによる、新しい乗車体験ができる。アプリ事前予約後、スムーズにご乗車できる。(施設内周遊の自動運転バスは予約不要)
場所:HICity交通広場-羽田空港第3ターミナル
事前予約制(9月10日以降予約開始)
足湯ナイトフェス
足湯×夜景×音楽のフェス
空港や飛行機が眺められる足湯スカイデッキの夜を楽しむ特別企画。特設DJブースで時間帯に合わせて様々な曲をミックス。キッズ向けタイムもある。
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。