遠隔接客サービス「RURA」DRC TECH HDと代理店契約 住宅・不動産業界向けの販売強化へ オンラインセミナーを共催

遠隔接客サービス「RURA」(ルーラ)を提供するタイムリープ株式会社はケイアイスター不動産株式会社のグループ会社DRC TECH Holdings株式会社(以下、DRCテックホールディングス)と代理店契約を締結し、DRCテックホールディングスによるRURAの住宅・不動産業界向け販売を開始した。これを記念し、展示場運営の最新潮流や無人の展示場を運営する具体的な手法などを紹介するオンラインセミナーを2022年10月25日(火)に共催することを発表した。


カーザロボティクスの無人内覧への取り組み

DRCテックホールディングスの傘下にあるCasa robotics株式会社(以下、カーザロボティクス)が手掛ける規格型平屋注文住宅「IKI」(イキ)では販売開始当初より、従業員が展示場内にいない「無人内覧」の拡充に注力してきた。2020年10月にそれまでのタブレットを用いた無人内覧からRURAによるリモート接客に切り替え、現在では12ヶ所ある全ての展示場で導入している。

遠隔接客サービス「RURA」はインターネット越しに店舗の接客を行なうことができるサービス。特許出願中の独自システムにより、複数のスタッフで複数店舗をまたいで接客できる点に大きな特長があり、接客の一部を遠隔で集約することにより、店舗のランニングコストを大幅に下げることを可能にする。

RURAの導入により、それまでの無人内覧で見られた「聞きたい事やお困りごとがあってもその場で質問する相手がいない」という問題を解決し、その場に従業員がいなくても、ユーザー一人一人にあわせたサポートを実現することが可能となった。無人内覧の拡充を図ってきた結果、2022年に入ってからの無人内覧希望率は平均で約74%と、高い割合で推移している。


展示場の無人化・省人化の運用面におけるメリット

カーザロボティクスでは「最小人数で最大店舗数の接客を行うことができる」というRURAの特徴を活かして、リモートによる接客の専門部署「ロボット部」を設立している。リモートで接客ができることで勤務地の制限がなくなり、移動時間が大幅に削減できることで、ロボット部に所属する4名の従業員で12ヶ所全ての展示場の無人内覧に対応することができており、効率的な運用を実現している。


メリットは効率化だけではない。少数精鋭のロボット部の担当者がリモートで全てのIKI展示場のユーザーに説明や案内を行って購買意欲を高め(ナーチャリング)、その後の店舗担当者と役割を分業することで、店舗担当者は新規受注活動と契約後の業務に集中することができる。この体制が進展し初めた2021年8月〜11月の4ヶ月間において、ロボット部によるナーチャリング後の成約率が、同期間中の初回来場時に営業担当者が展示場で対面で接客を行う従来型の接客の成約率との比較で約2倍となっていることからも、リモート接客によるナーチャリングの効果の高さを裏付けている。



代理店契約の締結とオンラインセミナーの開催

カーザロボティクスではこれまで2年以上をかけてRURAによるリモート接客も取り入れた新しい展示場の形を作ってきた結果、ユーザーに寄り添ったサポートと無人化の両立や効率的な人員体制、成約率の向上、そしてリモート勤務による多様な働き方の受け入れなど様々なメリットを実現してきた。そして、無人内覧への大きな可能性を感じ、展示場運営をしている会社にとっては同じように効果を生み出すことができると考え、業界内で無人内覧を拡大させることで貢献していきたいという思いから、系列会社のDRCテックホールディングスにてRURAの拡販を開始することを決め、代理店契約へと至った。また、これを記念し、DRCテックホールディングスと共催で10月25日(火)にオンラインセミナー(Zoom)を開催する。


デジタル社会における顧客ニーズの多様化、人手不足や働き方改革といった社会的環境変化を受け、従来型の展示場運営では集客が伸びず、あるいは顧客が期待する内覧体験を提供することが難しいといった課題が浮き彫りになりつつある。オンラインセミナーでは展示場運営の最新潮流や、無人化による顧客体験向上を実現するためのデジタル活用方法について、IKIでの実例を交えて講話する。

オンラインセミナーの登壇者(左から細谷 竜一氏、木村 貴迪氏、望月 亮輔氏

【オンラインセミナー概要】

セミナー名称 展示場の無人化を実現するDX
~ケイアイスターが成約率を2倍にした秘訣とは~
開催日時 10月25日(火)14:00〜15:30(13:50からアクセス可能)
内容 ・不動産業界における展示場無人化の最新潮流
・展示場の無人化・省人化への課題と解決ソリューション事例
・【実例】IKIの展示場無人化実現までのステップと具体的な取り組み
開催方法 オンライン(Zoom)
申込みページ https://us02web.zoom.us/webinar/register/5216649430929/WN_FL0_aipuRK-4Trq9Ia9nLw
登壇者プロフィール 細谷 竜一(ほそや りゅういち)氏
Casa robotics株式会社 代表取締役CEO兼CTO
DRC TECH Holdings株式会社 代表取締役CEO
総合電機メーカー研究所、中国IT企業管理職等を経て、2019年よりケイアイスター不動産(株)。2020年11月、新設のCasa robotics(株)代表に就任、DX&脱炭素に振り切った住宅マーケティング&販売のあり方を模索・実践中。米イリノイ大学大学院修士課程修了、一橋大学商学研究科博士課程修了。

木村 貴迪(きむら たかみち)氏
DRC TECH Holdings株式会社 DXコンサルタント
2012年ケイアイスター不動(株)に入社。不動産販売、仲介営業と土木造成工事の監督を経験。その後名古屋市、仙台市等の遠方の新規エリアの出店に赴き、下請け業者の拡充と施工体制を構築する。2022年からは豊富な不動産と建築の知識を生かし、DRC TECH Holdingsにて建築・不動産業界向けのDXソリューションのコンサルタントとして従事。

望月 亮輔(もちづき りょうすけ)氏
タイムリープ株式会社 代表取締役
2011年に横浜市立大学卒業後、大手通信会社、ベンチャー企業を経て起業。その後事業売却を経験し、2015年から2019年までの約4年半、日本最大のロボットメディアの編集長を務める。2019年6月にタイムリープを創業。

セミナーに関するお問い合わせ セミナー事務局 info@timeleap.co.jp


タイムリープ株式会社について

タイムリープ株式会社は「最も大切なことに時間を使える世の中を実現する」をビジョンに掲げ、インターネット越しに店舗の接客を行う事ができるリモート接客サービス「RURA」を提供している。接客の一部をリモートで集約することで、新型コロナウイルスへの感染対策はもちろんのこと、店舗運営の効率化や、接客業における新しい働き方の実現が可能となる。

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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