出前館「八丈島」にデリバリーサービスを試行導入 ドローンを活用した配送実験も実施

株式会社出前館が運営する日本最大級のデリバリーサービス『出前館』は東京都、八丈町、株式会社エアロネクストと連携し、八丈島においてデリバリーサービスの試行導入およびドローンを活用した配送実験を2022年12月1日(木)より開始することを発表した。


八丈島でデリバリーサービスを試行導入

八丈島は人口7,078人(2022年11月1日現在)、東京の南方海上287kmに位置し、面積69.11k㎡のひょうたん型をした島。「八丈ブルー」と称される美しい青々とした海に囲まれ、2つの火山が形成する自然豊かな「東京」の島。伊豆諸島で唯一、ANA便が飛んでおり、羽田空港から55分、交通の観点からも高い利便性を有している。気候は黒潮の影響を受け温暖であり暮らしやすく、さらに温泉や島の料理、伝統文化などを始めとして、数えきれないほどの魅力を有している。

主要な移動手段が自動車である八丈島では自動車を運転できなくなった高齢者等の島民や、来島者の利便性向上が課題となっている。同事業はデリバリーサービスの需要分析および島内実装に向けた課題整理等を行うことを目的として実施し、陸路では配送に時間がかかる地域へのドローンを活用した検証も実施する予定。デリバリーサービスの試行導入期間は、2022年12月1日(木)~2023年2月14日(火)とし、期間中は『出前館』に加盟している八丈島内の飲食店・日用品店への注文が可能になる。


配送実験の背景

東京都総務局では「『未来の東京』戦略」や「スマート東京実施戦略」に基づき、各局と連携して「デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題解決プロジェクト」に取り組んでいる。同プロジェクトは八丈島をモデルに展開している。事業を実施するに当たり、地域が抱える課題について現地関係者の意向を反映させるため、2021年度に「八丈島デジタル活用協議会」を設立し意見交換を実施している。2022年度は八丈島内においてデリバリーサービスの需要分析および島内事業者がデリバリー事業を担っていく上での課題等を明らかにする試行事業を実施する。


事業内容

【デリバリーサービスの試行導入】
八丈島内の配送事業者及び飲食店・日用品店の協力を得て、2022年12月1日(木)~2023年2月14日(火)に実施する。サービス利用者は、スマホアプリやウェブサイトにて、『出前館』に加盟している八丈島内の飲食店・日用品店への注文が可能。飲食店・日用品店の負担軽減として配達代行手数料を無料で実施するほか、利用促進のため、商品注文時の送料無料に加えて、先着2,000名にお得なクーポンを配布する。

【ドローンを活用した配送実験】
2023年1月頃(予定)に陸路では配送に時間がかかる地域へのドローンを活用した配送実験を実施する。


上記事業について分析・効果検証を行い、次年度以降、デリバリー事業を地域の事業者が担っていくための課題等について明らかにする。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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