「海の豊かさを守ろう」をテーマにした「プログラミングで海のSDGs!」文京区で開催 親子42名がSDGsを学ぶ

一般社団法人 イエロー ピン プロジェクトは2022年12月10日(土)東京都文京区にて、「プログラミングで海のSDGs!」を開催したことを発表した。


ソーシャルデザインを通して親子で学ぶ海のSDGs

「プログラミングで海のSDGs!」はSDGs14番目の目標「海の豊かさを守ろう」をテーマに、「海の生き物の大切さ」についてプログラミングを通して自ら考え、学び、行動するきっかけとなるイベント。今回は子ども21名、保護者21名の42名が参加した。

午前中のワークショップでは「学校でSDGsを勉強した」「自由研究でSDGsについて調べた」という子どもたちと親が参加して、親子で一緒にSDGsを学ぶ機会となった。デザインをするためのリフレクションでは海の思い出についてや海でどんなことをしたのか、そのときの海の様子はどんな感じだったか…といったことを親子で楽しそうに話し合った。ブレインストーミングでは参加者が準備された様々な素材(写真・シール・色鉛筆など)を使って写真を貼ったり、切り張りしたり、色鉛筆で絵を描いたり、親子でアイデアを出し合いながら配布されたソーシャルデザインノートに、自由な発想で楽しく海のSDGsのイメージを形にした。


最後は参加者全員で自分たちの作品をシェアしたことで広い視野で学びを深めることができ、海の問題をはじめとする様々な社会課題に対して、参加者の一人一人が当事者意識を持つきっかけとなった。


海の豊かさを守ることを学んだSDGs × プログラミングワークショップ

午後のプログラミングワークショップではブルーカーボンにチャレンジ。Scratchというプログラミング言語を使い、海の中の二酸化炭素「ブルーカーボン」を吸収する海藻をロボットで植えるゲームを作った。子どもたちはブルーカーボンが海藻に吸収されることや、海の中に蓄積されたブルーカーボンが海洋温暖化につながるメカニズムを、ゲームを通して学習した。


仮想の海で海洋温暖化について学んだ後は、現実の世界で既に取り組まれているICT技術(プログラミング)を用いた海の課題解決を紹介。世界の海が直面している海洋温暖化やその問題を解決するための取り組みについて、プログラミングと一緒に楽しく学習する機会となった。

参加者からの声
・プログラミングで楽しく、海藻がCO2を吸収するしくみを知れたのが良かった。(女子・10才)
・いろんなプログラムを作れて楽しかった。(男子・8才)
・プログラミングのこともCO2のこともよく分かった。(女子・9才)
・家に帰ったらスクラッチでゲームをつくりたい。(女子・8才)
・とても分かりやすい説明で、親子で楽しみながら学ぶことができた。(小学生保護者)
・プログラミングを通して、CO2の吸収について関心を持つことができた。(小学生保護者)
・ゲームを作るということを簡単に子どもが学べて良かった。(小学生保護者)

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム