NVIDIA CEOがAIとアバターで歌う「ジングルベル」公開 路上ライブに乱入した偶然から生まれた感動秘話

ある日のこと。お忍びで台湾を訪れたNVIDIA 創業者/CEO の ジェンスン フアンさんは、台北のとある広場で路上ライブを撮影しているLah Yileh Leeさんと Xinting Leeさんの公演に偶然にも写り込んでしまいます。彼女達は彼がNVIDIA 創業者/CEOのフアンさん(有名な人)だとは知りません(このあたりのシーンは非常にシュールです)。
フアンさんは、一般の路上ライブのパフォーマーにリクエストするノリで撮影中の二人の間に割り込み、Lady Gagaの『Hold My Hand』(トップガン マーヴェリックの主題歌)を歌って欲しいとリクエストします(このあたりのシーンは更にシュールです)。しかし、『Hold My Hand』は2人のレパートリーにはなかったようで、残念ながら却下されてしまいます。
彼女達は代わりに、Lady Gagaの『Always Remember Us This Way』を歌ってくれます。その間、フアンさんもしっかりと二人の間に割り込んで歌声を楽しんでいます。この動画は瞬く間に拡散されました(当然ですよね)。それが下記の動画です。
■女歌手路邊直播驚喜巧遇 千億富翁NVIDIA創辦人黃仁勳Jensen 點歌合唱 !
そしてこの話には続きがあります。
さらに2人は、Lady Gagaの『Hold My Hand』を歌った動画を後日公開しました。フアンさんがもともとリクエストしていた希望に応えるためです。これに感銘したフアン氏は自分も彼女達にお礼がしたいと熱望。
AIアバターである Toy Jensen (TJ) の助けを借りて、ホリデーシーズンをテーマにした遊び心のあるアンサーソングを作って、ふたりにプレゼントすることに決めたのです。
それがこのTJのジングルベルの歌です。
■Toy Jensen Rings in the Holidays With AI-Powered ‘Jingle Bells’ Performance
偶然の路上ライブから始まった、NVIDIA CEOと彼女達のやりとり。ホリデーシーズンを彩るストーリーにホッコリしますね。
ちなみに、2人がフアンさんのリクエストを受けて後日に公開した、Lady Gagaの『Hold My Hand』を歌った動画はこちらです。
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神崎 洋治
神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。