フォトリアルなバーチャルヒューマンと「ChatGPT」を連携して対話可能に 3digが高性能な対話型AIで自然なやりとりの実現へ

株式会社3dig(スリーディグ)は、バーチャルヒューマン及びバーチャルヒューマン自動生成プラットフォーム「anma」を開発している。同社は、バーチャルヒューマンと「ChatGPT」を連携し、対話可能になたことを発表した。同社で開発しているバーチャルヒューマン及び、「anma」で生成したバーチャルヒューマンを人工知能チャットボット「ChatGPT」と連携することで、バーチャルヒューマンがより自然で自律的な会話を行えるようになったとしている。


3digは最近、凸版印刷と連携し、等身大のフォトリアルなバーチャルヒューマンを使った対話サイネージシステムの実証も発表している(別記事参照)。

関連記事「フォトリアルな等身大バーチャルヒューマンと対話するサイネージを凸版印刷と3digが実証開始 2025年度までに売上10億円を目指す

現在のバーチャルヒューマンには人間との相互理解性の向上、表現力の強化、人間らしい反応の自動化といった課題がある。バーチャルヒューマンの社会実装にはこれらの課題解決が必要としていて、3digではこれらの「より人間らしい」という表現に重点を起き、バーチャルヒューマンの開発を行ってきたという。
近年の自然言語処理技術の急速な進歩により、より自然なコミュニケーションが可能な環境が整いつつある。anmaに「ChatGPT」を実装することで、ユーザーがAIとの会話を通じて人間と会話をする体験に近い感覚でバーチャルヒューマン(VH)を利用することが可能になるとしている。

■動画 バーチャルヒューマン × chatGPT movie


anmaとChatGPT連携により拡張された機能

今回、「anma」の「VHサイネージ」にChatGPTを連携することで、ユーザーからのテキスト入力や音声入力に応じて自然な文章を生成し、コミュニケーションを図ることが可能になる。ChatGPTは、会話をより自然なものにするため、文章の構造や表現を学習し、文章を生成します。応答はテキスト、人工合成音声のどちらでも可能です。また「VHサイネージ」には、にはセンサー及び各種情報取得APIとの連携を搭載しています。その内容とChatGPTを組み合わせることで、バーチャルヒューマンは周囲や状況の変化にあわせて、自律的に会話をすることが可能となる、としている。



anmaとは

anmaは、バーチャルヒューマン自動生成プラットフォーム。ワンクリックで誰でも簡単にバーチャルヒューマンのヘッドピースを生成する事ができる。

主な機能は以下の3点。
・バーチャルヒューマンのヘッドピース生成サービス
・バーチャルヒューマンのヘッドピース自動レンダリングサービス
・ヘアスタイル自動生成サービス(開発中)
anma:https://3dig.net/anma/



今後の展開

モデルが実在するフォトリアルなバーチャルヒューマン及びAIから自動生成された実在しないバーチャルヒューマンモデルを利用し、案内サービスや受付サービスの社会実装を目指した開発・業務提携を進める考えだ。

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ロボスタ編集部

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