清掃機器のケルヒャーが床洗浄ロボット「KIRA B 50」を発売

清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャー ジャパン株式会社が床洗浄ロボット「KIRA B 50」の発売を発表した。販売は「よいロボットの日」をかけた4月16日(日)より開始した。
床洗浄ロボット「KIRA B 50」
清掃分野では人手不足が続いていて、業務効率化の解決策としてロボットの導入が期待されているが、ロボットを監視・管理するために手間がかかっているという矛盾した状況がある、という。また、安全性やセキュリティの観点から、ロボットの導入に躊躇している状況もみられるとしている。「KIRA B 50」はそれらを解決するソリューションとして発表した。
「KIRA B 50」は、ケルヒャーの従来機の高い清浄能力と清掃品質を保ちつつ、自律性と安全性を実現した次世代の床洗浄ロボット。顧客が安心して導入でき、効果的に使用できるよう、本体と定期メンテナンスや消耗品をセットにしたアフターサービスのパッケージで提供する。
また、顧客の要望に合わせて、初期費用が抑えられ、一定料金でコスト管理がしやすい5年間レンタルプランも用意した。
アフターサービスは3タイプ(当初2タイプから開始)で、安全点検/整備の回数や代替機器の有無などによって異なる。
■ AUTONOME SCHEUERSAUGMASCHINEN KIRA B 50.
KIRA B 50の特徴
高度な自律運転性能
視野型マルチセンサーシステムがより瞬時に360°ビューを作成し、広い稼働エリアを実現し、ガラスや突出した障害物も把握
・予期しない障害物の回避や後退をして自律復帰
・人がいる中での走行(安全認証取得※2)
・壁面から10cmで自動走行
・最大6%の斜度で自動走行
・ドッキングステーション(オプション)との接続により、自動で清水タンクへの給水、排水タンクへの排水と洗浄、強力なリチウムイオン電池の充電が可能
簡単でシンプルな操作性
高性能情報処理による2種類のマッピング方法で簡単に洗浄ルートの設定、編集、ロボット操作が可能
・人が洗浄した通りのルートを記憶するティーチング方式と、対象エリアの外周を記憶させると、内側を自律運転するスマートフィル方式の2つの方法で設定が可能
・進入禁止などの編集が可能
高い清浄能力と清掃品質
ケルヒャーの従来機のクオリティをロボットで忠実に再現
・最新のリチウムイオンバッテリー搭載でコンパクト化
・洗浄と汚水回収機能の距離を縮め、作業後の残水を低減
・ローラーブラシで除塵作業と洗浄作業を1工程に短縮
・壁際のホコリをサイドブラシで回収
新製品概要
ケルヒャー ジャパン株式会社
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