小田原市の福祉課の窓口に分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」が就任 在宅就労で障がい者の職員が操作して会話

小田原市は神奈川県との協働により、株式会社オリィ研究所が開発した分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」が、小田原市の障がい福祉課の窓口で応対業務に就任することを発表
障がい者の就労機会の拡大と、共生社会の実現を目的とした試みのひとつ。在宅で就労する障がい者(県の会計年度任用職員)が、OriHimeのパイロットとして窓口の業務に従事することで、新たな就労の形を発信する。業務期間は令和6年3月29日(金)まで。


「OriHime」の主な業務は、窓口での来庁者の案内、障害福祉サービス事業者による庁舎内販売の販売補助、市内で開催されるイベントでの啓発活動など。
OriHimeは遠隔操作で動くデスクトップサイズのロボットで、カメラ・マイク・スピーカーが搭載されている。パイロットと呼ばれる操作者がインターネットを通して「OriHime」の操作が可能となっている。
移動の制約があっても「行きたい場所」に「OriHime」を置くことで、その場の風景を見たり、声や身振りでリアクションをしたり、その場にいるようなコミュニケーションができる。

この機能を活用し、障がい者や介護などで外出できない人が「OriHime」を通じて小田原市の障がい福祉課の窓口で、会話で業務を行うことができる。

業務期間は令和6年3月29日(金)までを予定。業務時間は、毎週火曜日、木曜日、金曜日の午前9時30分~11時30分及び正午~午後1時で、午前11時30分~正午は休憩時間となる。

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ロボスタ編集部

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