リニューアル工事中のブルーシートの中がスマホをかざすと覗けちゃうよ!グレートバリアリーフをAR技術でチラ見 海遊館

大阪にある世界最大級の水族館である海遊館は、リニューアル工事中の「グレート・バリア・リーフ」水槽の工事中壁面を活用した特別企画『スマホをかざすと中がのぞける!?「BLUE SEAT」』を2023年7月14日(金)から開始した。

工事壁面を覆うエコな再生ブルーシートに描かれた4種類の生き物のイラストのついたマーカーにスマートフォンをかざすと、画面上でブルーシートがめくれて、世界最大級のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」で暮らす熱帯魚やアオウミガメ、ウツボなど10種類の生き物が泳ぎまわる、工事中ならではのバーチャルな体験を提供。

なお。今回の特別企画は、工事中の水槽の壁面だからこそ可能な体験価値を提供しながら、環境保全の大切さを伝えるために開催されている。





4つのグレートバリアリーフをAR技術で表現

同企画では、サンゴ礁や色とりどりな魚たちによる鮮やかな光景や、ウツボが覗く少し暗い岩礁の光景等全部で4つのグレートバリアリーフの世界をAR技術にて表現している。CGの生き物たちは、飼育員の監修のもと、細部や動きにまでこだわり、また、正面からは見えないところにいる魚でも横から回り込んで中を見てみると発見できるように、魚やサンゴ礁のCGと背景の海を多層のレイヤーで配置して奥行きの視差を表現することを実現した。


「グレート・バリア・リーフ」水槽

オーストラリア北東海岸沖、面積26万平方キロメートルに達する世界最大のサンゴ礁と、そこで暮らす熱帯性の魚たちの生態系を再現した「グレート・バリア・リーフ」水槽は、1990年の開館以来、海遊館を彩ってきた世界最大級のサンゴ礁の海を再現した大型水槽で2024年9月のリニューアルオープンを目指して工事を行っている。リニューアル後の展示は、“サンゴの生命力”をテーマに、サンゴ礁の華やかさだけでなく、生命のつながり・再生など、より自然に近いリアルな表現に挑戦し、地球規模の環境保全についてこれまで以上にメッセージを発信できる展示への進化を目指している。







同特別企画で使用するブルーシート


今回の展示の趣旨を反映し、同特別企画で使用するブルーシートは、使用済みブルーシートを回収して新たなブルーシートを製造する国内初の「水平リサイクル技術」により、約65%のCO2削減効果(製造メーカーの萩原工業株式会社が算出した数値)のあるエコマーク認証の再生ブルーシート「Re VALUE」を採用している。


▼開催概要

期間 2023年7月14日(金)~2024年9月(予定)
場所 海遊館4階
参加費 無料(別途海遊館入館料が必要)
備考 ※内容を予告なく変更または中止する場合があります
関連サイト
株式会社海遊館

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ロボスタ編集部

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