9月3日は「睡眠の日」日本の睡眠時間は33ヶ国で最下位 睡眠改善実践型コミュニティ「ZAKONE LAB」オープン スリープテック製品を写真で紹介

昨日、9月3日は「睡眠の日」とされている。
東日本電信電話(NTT)とNTT DXパートナーは、日本初の個人向け睡眠改善実践型コミュニティ「ZAKONE LAB」を 2023年8月23日(水)にグランドオープンした。16歳以上の約半数が睡眠に悩む日本人の睡眠改善に寄与することを目的に「みんなで睡眠改善を。学ぶ、試す、測る。そして睡眠を楽しむ」をコンセプトとしたもの。

ZAKONE1周年記念と「ZAKONE LAB」について記者発表会を開催した

情報発信のみならず、個人参加者間の交流や睡眠データの計測機能の活用により、改善行動の実践の促進につなげることに特化したコミュニティは日本で初めてという。


ZAKONEの1周年記念と「ZAKONE LAB」グランドオープンについて記者発表会を開催、記者発表会の後、第2部としてZAKONE加盟企業における新発表のピッチ形式での発表や展示が実施された。記者発表会とスリープテック商品展示の様子を写真で紹介しよう。

CHILLOUTの展示ブース


睡眠課題を持つ個人向けの睡眠改善実践型コミュニティ「ZAKONE LAB」


日本人の睡眠時間は世界33ヶ国内でワースト

日本人の睡眠時間は、2021年のOECD調査によると33ヶ国中で世界ワースト1位の短さとされる。矢野経済研究所の調査によれば、最も睡眠時間が長いのが南アフリカで、3位の米国で8時間51分、OECD平均が8時間28分に対して、日本は7時間22分で韓国に次いで最下位の結果だという。
また、男女比較では「家事・育児負担が大きく日本では、女性は男性よりも睡眠時間が短い傾向にある」という。

ZAKONE事務局 梅田貴大氏

睡眠に関する悩みを抱える方が多い一方で、睡眠改善を行っている人の割合が低い状況でもあるという。


睡眠課題の解決をめざす企業間コミュニティ「ZAKONE」

NTT東日本グループは、睡眠課題の解消と睡眠市場の更なる拡大に向けて、既存サービス提供事業者にとどまらない、異業種異分野事業者の睡眠市場参入によるサービス多様化が重要と考え、睡眠課題の解決をめざす企業間コミュニティ「ZAKONE」(ザコネ)を運営している。当初は14社で発足した会員企業数は1年間で70社へ増加し、日本最大級の睡眠企業コミュニティに成長した。

CyberneXの展示ブース

しかしながら日本において、依然として個人の睡眠課題の解消に向けてはさまざまな障壁があり、課題解消のためには、個人ごとの状況に応じた最適な睡眠改善を見出す必要があると考えられるという。
また、企業が新たに睡眠課題解消に寄与する事業に参入しても、既存の顧客接点がないためPRや販促が難しく、睡眠課題を抱える個人まで開発したサービスを届けることができないという課題もある。
こうした背景を踏まえ、NTT東日本グループでは睡眠課題を抱える個人向けの睡眠改善実践型コミュニティとして「ZAKONE LAB」を開設。十人十色の睡眠課題や好みに応じた多種多様な製品や改善手法を提案・実践し、一人一人にあった睡眠ルーティンや解決策を見つけることをめざす。

ディーブレスの展示ブース

DENBA JAPANの展示ブース




「ZAKONE LAB」の概要

「ZAKONE LAB」は、会員登録(無料)により利用が可能となる独自アプリケーション/WEBサイトを通じ、睡眠改善に役立つ多様なコンテンツの取得が可能なサービス。
アプリケーション/WEBサイトに搭載するコミュニティ機能や睡眠データ記録機能等の活用により、情報の取得にとどまらず、睡眠改善の実践につなげることをめざしたコミュニティサービスとなっていることが「ZAKONE LAB」の特徴だ。


提供予定コンテンツ

イベントルーム
定期的に睡眠改善に関するイベントを開催、みんなで一緒に睡眠改善へ。企業間コミュニティ「ZAKONE」に参画する企業や企業間コラボレーションから生まれた睡眠関連製品やサービスの先行体験機会の提供や紹介も。

ルーティンルーム
最新のエビデンスに基づく質の良い睡眠を取るために有効なルーティンを動画で伝授。

トークルーム
ZAKONE LAB参加者同士で自由に睡眠に関するコミュニケーションチャットが可能。

知恵袋
参加者や睡眠有資格者へ睡眠に関する悩みや疑問について相談可能。

測定室
睡眠計測アプリのデータを用いた期間ごとの記録・比較により、製品や睡眠改善行動の効果測定が可能。

このほか、新たな機能を順次搭載予定。



法人および団体利用について

従業員の睡眠改善の実践による生産性の向上や健康経営に取り組む法人および団体による利用を目的とした専用ルームを有償で開設できる。利用法人および団体に閉じた専用ルームで、「ZAKONE LAB」の各コンテンツや機能を活用し、従業員への睡眠知識の啓蒙や睡眠改善活動の実践、睡眠関連イベントの開催等の活動を実施することが可能となる。
専用ルームの利用料については営業担当者へ問い合わせのこと。


今後の展開

提供コンテンツや提供機能を順次拡充し、「ZAKONE LAB」の活性化や利用促進をはかる。また、データドリブンな睡眠改善をめざし、「ZAKONE LAB」を通じて取得した睡眠課題やデータを、「ZAKONE」参画企業などによる新製品開発へ活用することを予定する。

NTT東日本グループは、「企業と個人をつなぐ」という「ZAKONE」の理念に基づき、「ZAKONE LAB」を通じて睡眠に悩む個人と睡眠改善商品やサービスを開発する企業をつなぎ、さらなる日本の睡眠課題解消に向けて、引き続き取り組む考えだ。


記者説明会でのその他の各社展示ブース

展示ブース MindWells

展示ブース ブレインスリープ

展示ブース プレーリードッグ

展示ブース REHA・ツーリズム

展示ブース レスメド

展示ブース ベネクス

展示ブース ブレインスリープ

展示ブース ユーグレナ

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ロボスタ編集部

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