安田倉庫がラピュタロボティクスの協働型AMRを本導入 平均40%の歩行時間、平均30%の作業時間を削減し生産性向上を実現

クラウドロボティクスプラットフォームを開発・提供するラピュタロボティクス株式会社は、安田倉庫株式会社の厚木営業所に、協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を本導入のために納入した。

AMRと協働ピッキングをしている様子


歩行時間を削減、30%の作業時間の削減を実現

安田倉庫はDX事業推進室を新設し、さまざまな物流課題解決のため、自動化ソリューションを活用した省人化・省力化を進めている。2022年11月には、本導入した場合と同じサービス品質、条件で実際にAMRを活用頂き、安田倉庫の厚木営業所でAMRが作業スタッフと最適に連携できているか、また生産性が向上されるかを確認できるAMRの体験本導入プログラム「体験本導入プラン」を行なった。

「体験本導入プラン」を活用中、ラピュタロボティクスのカスタマーサクセスチームが安田倉庫と連携し、生産性向上に向けたデータ分析を行なった。
データを用いた管理や計画、現場が直面する課題に対する具体的な施策の立案・実行を行った結果、平均40%の歩行時間を削減、また平均30%の作業時間の削減を実現したという。
顧客と一緒に、生産性向上に向けて改善に取り組むラピュタロボティクスのカスタマーサクセス体制も評価をと、安田倉庫は本導入を決定した。



導入においてのポイント


1.ピッキング歩行時間の削減

安田倉庫の厚木営業所では、約1,500平米のピッキングおよび保管エリアにおいて、カートを使ったシングルピッキングをおこなっていたが、ピッキング中の長い歩行時間が課題となり、削減について解決策を模索していた。
今回、「ラピュタPA-AMR」導入に伴ってマルチオーダーピッキングに変更し、荷下ろし場までの運搬をラピュタPA-AMRに任せることで作業スタッフの歩行時間削減を掲げ、体験本導入プランをスタートさせた。約3カ月の期間中に週次で定例を行いながら、生産性に一定の効果が見られたことにより、本導入を決断した。


2.作業スタッフの作業負担低減

オーダーにより数十点以上の商品をピッキングする現場となり、物量が多い日には作業スタッフの負担の解決策を検討していた。安田倉庫では、積極的に作業スタッフの働きやすい職場環境づくりに取り組まれており、ラピュタPA-AMRオペレーションの特徴である「手ぶらでのピッキング」による、省力化について評価頂き、体験本導入期間中で効果を実感、導入判断の1つとなったという。


3.ラピュタPA-AMRから得られるデータの利活用

ラピュタPA-AMRから得られるデータから作業スタッフの生産性を可視化した。得られたデータを作業スタッフへの個別フォローに活用することで、結果として全体のピッキング効率を底上げすることに成功した。その他にも渋滞ロケの分析や取得データから一部レイアウトの変更を行なうなど、継続的な改善活動の一環としてAMRデータを利活用している。





安田倉庫のコメント

安田倉庫株式会社 厚木営業所 マネージャー 杉原佑典氏は次のように語っている。

杉原佑典氏

ラピュタロボティクス社AMRは既存の現場環境そのままに導入することが可能であり、容易な操作性をもつことからもすぐに現場に定着してくれました。このおかげで早い段階から成果が発揮され、ピッキング補助や搬送などのいわゆる単純作業をAMRに任せることで既存の人材をより付加価値の高い業務へシフトすることができました。今回AMRを導入したことで、人手不足・高齢化が進みつつある労働環境においても現場力の強化を図ることができました。



安田倉庫株式会社 営業企画部部長 DX事業推進室長 新井康一氏は次のように語っている。

新井康一氏

当社が推進する「物流現場DX」では、施策の実証実験などを経て、しっかりと効果が出ることを確認した上で施策の導入を決定しています。今回、「体験本導入プラン」をご提案頂いたことで、本導入さながらのサポートでしっかりとAMRの効果を図り、本導入へ移行することができました。現在も省力化、省人化といった効果を定量的に把握し、そのデータを活用し更なる生産性向上に向けて現場改善に取り組んでおります。今後もラピュタPA-AMRを物流課題解決に資するソリューションの一つと位置付け、サステナブルな物流現場構築に向けてラピュタロボティクス社と協業していきます。

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ロボスタ編集部

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