『空飛ぶ軽トラ SORA-MICHI』空も道も行ける合理的な両用コンセプトモデル ジャパンモビリティショー愛知県ブースで発表

プロドローンは、東京ビッグサイトで開催されている「Japan Mobility Show 2023」愛知県ブースに出展し、新機体『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』のコンセプトモデルを発表した。

『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』は、50kg積載で50km飛行可能なカーゴドローンとなっており、平時には医薬品配送等で中山間部や離島の地域課題に貢献し、災害時は孤立集落等に救援物資を輸送することで減災に貢献するとしている。

プロドローンは『空と道がつながる愛知モデル2030』を推進

プロドローンは愛知県と共に、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」の枠組みによる第1号プロジェクトとして「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル 2030』」を推進している。

「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』」では、2030年に空のUTM(UAS Traffic Management:無人交通管理)と地上における自動運転の路車間・車車間通信が初めて統合されてシームレスな交通環境が、愛知県で運用開始されることを目標としており、その第一章が、官民連携『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』プロジェクトとなる。


道も走るドローン「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI


今回発表された『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』は、50㎏ペイロード、50kmの航続距離を持つ大型のドローンだが、一方で大型のドローンになるほどエネルギー消費が増大する環境上のリスク課題も抱えていた。
しかし、『「空飛ぶ軽トラ」SORA-MICHI』は「道も走る」という発想で生まれたドローンとなっており、川を渡る、山に登る、海を越えるといった空の方が速く、総合的に環境負荷が少ない場合は飛行するというのが理念となっている。

SORA-MICHIの概要

・通常は地上をAGV無人配送ロボットとして走行する。
・飛行時にはメインロータ、テールロータを回転させて飛行する。
・着陸後はラストワンマイルをAGVとして地上走行する。

エネルギー比較

・50kgの荷物を搭載して50kmすべて飛行した場合の消費燃料は10L~15L
・仮に50kmすべてを走行した場合は2L~3L程度

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ロボスタ編集部

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