JR東日本、みどりの窓口でアバターロボットによる案内の実用実験を開始 池袋駅と武蔵溝ノ口駅で
2024年2月8日
By ロボスタ編集部

JR東日本は、これまでAIやアバター技術を活用した改札案内など案内業務のDXに取り組んできたが、2024年2月13日より池袋駅と武蔵溝ノ口駅の2駅において、アバターロボットでご案内する実用検証を行うことを明らかにした。
今回の実用検証を通じて、駅構内などでアバターロボットを実運用する際の課題抽出や改善を行い、労働人口減少を受けた案内サービスのあり方について検討を行う。
実証実験の概要
今回行う実用実験ではavatarinのアバターロボットnewmeを通じ、別の場所にいる駅係員などが、みどりの窓口付近で利用客に遠隔から声がけをし、指定席券売機に誘導あるいはきっぷの購入方法を案内し、指定席券売機で購入可能なきっぷを購入する利用客が、よりスピーディに購入できるよう、アバターロボットが案内する。
期間 | 2024年2月13日~2024年3月13日 ※アバターロボットによるご案内時間は11時~14時を予定していますが、お客さまのご利用状況などにより稼働していない場合もあります。 |
---|---|
内容 | アバターロボットを通じ、別の場所にいる駅係員などが、お客さまにお声がけをし、指定席券売機に誘導あるいはきっぷの購入方法をご案内 |
実施箇所 | 池袋駅及び武蔵溝ノ口駅のみどりの窓口付近 ※状況により、改札口付近に設置する場合もあります。 |
案内フローと検証内容
案内フロー
案内フロー
主な検証内容
アバターロボットによるご案内の実用性について、下記4つの観点からを行う。
・社会受容性(利用客の利用状況)
・安全性(利用客からの視認性などのリスク検証)
・操作性(駅係員などが操作する際の課題検証)
・施設環境(通信環境、段差、傾斜など、周辺の施設環境による影響)
実用検証後の方向性
実用検証の結果を踏まえ、駅構内などでアバターロボットを実運用する際の課題を抽出し、アバターロボットに関する実用に向けた改善を行い、今後も利用客への案内業務のDXに取り組むことで、労働人口減少を受けたご案内サービスのあり方について検討を行うとしている。
関連記事
西鉄福岡(天神)駅に自走可能な「駅案内ロボット temi」を導入実験 案内や管理業務を自動化、駅の効率運用と次世代ステーション化めざす
東武百貨店オリジナルアバターが案内 自動応対と遠隔からの有人応対のハイブリットタッチパネルが池袋本店に登場
ドア会社の無人展示場がアニメ女性のアバター接客を導入 自宅テレワークの社員が気軽な服装で接客 最初は名古屋、将来は全国へ
遠隔拠点から異なるメーカーのロボットを同時運用 OKI 「REMOWAY」の実証実験を高輪ゲートウェイ駅で実施
遠隔拠点から異なるメーカーのロボットを同時運用 OKI 「REMOWAY」の実証実験を高輪ゲートウェイ駅で実施
西鉄福岡(天神)駅に自走可能な「駅案内ロボット temi」を導入実験 案内や管理業務を自動化、駅の効率運用と次世代ステーション化めざす
東武百貨店オリジナルアバターが案内 自動応対と遠隔からの有人応対のハイブリットタッチパネルが池袋本店に登場
ドア会社の無人展示場がアニメ女性のアバター接客を導入 自宅テレワークの社員が気軽な服装で接客 最初は名古屋、将来は全国へ
遠隔拠点から異なるメーカーのロボットを同時運用 OKI 「REMOWAY」の実証実験を高輪ゲートウェイ駅で実施
遠隔拠点から異なるメーカーのロボットを同時運用 OKI 「REMOWAY」の実証実験を高輪ゲートウェイ駅で実施
この記事を読んだ人におすすめ
関連する記事はまだありません