「ロボット学者はなぜ小説を書くのか? 漱石アンドロイドと人間学としてのロボット研究」シンポジウムを二松学舎大学で開催

二松学舎大学大学院文学研究科では、大阪大学大学院基礎工学研究科と共催で、漱石アンドロイドシンポジウム「ロボット学者はなぜ小説を書くのか? 漱石アンドロイドと人間学としてのロボット研究」を開催する。
シンポジウムの冒頭では、漱石アンドロイドによるパフォーマンスも予定され、大阪大学の石黒浩教授や立命館大学の谷口教授による講演も見どころだ。
日時は2024年3月2日(土) 13時~17時、場所は二松学舎大学 九段1号館地下2階中洲記念講堂。参加費は無料、ただし事前予約制。



シンポジウム冒頭では、漱石アンドロイドによるパフォーマンスも披露

このシンポジウムでは、ロボット研究者として第一線で活躍する大阪大学の石黒浩教授と立命館大学の谷口忠大教授による講演のほか、「人間を考えるためのロボット研究」をテーマに、文学、美学、比較文化を専門とする先生も交えた多角的な討議が行われる。また、シンポジウム冒頭では、漱石アンドロイドによるパフォーマンスも披露。会場周辺では、学生たちが制作したパネル展示も行われるなど、見どころ満載なシンポジウムとなっている。



このイベントのポイント

1.大阪大学 大学院基礎工学研究科教授 石黒浩先生と、立命館大学 情報理工学部教授 谷口忠大先生による講演

2.漱石アンドロイドによるオープニングパフォーマンス「ポーの奇妙な物語 ― 開会の辞に代えて」を披露

3.文学、美学、比較文化の専門家も交え人間とロボットについて多角的に討議する


開催概要


日 時:2024年3月2日(土)13時~17時(12時30分受付開始)
会 場:二松学舎大学 九段1号館地下2階中洲記念講堂
主 催:二松学舎大学大学院文学研究科、大阪大学大学院基礎工学研究科(共催)
登壇者:
石黒浩氏(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授/ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー))
谷口忠大氏(立命館大学情報理工学部教授)
夏目房之介氏(元学習院大学教授/マンガ批評家/漱石アンドロイドの声)
加藤隆文氏(大阪成蹊大学講師 美学・哲学・記号論) 
増田裕美子氏(二松学舎大学大学院文学研究科教授 比較文学・比較文化)
谷島貫太氏(二松学舎大学文学部准教授 技術哲学・メディア論)
伊豆原潤星氏(二松学舎大学文学部非常勤講師 日本近現代文学)
参加費は無料。
なお、本イベントは事前申し込み制ですので、下記の参加申込フォームより申し込みが必要。応募多数の場合は抽選となる。
▶申し込みはこちら(申し込み期限 2月29日(木)21時)
https://forms.gle/ym3b5vBLRYeN7wsE6

▶イベントの詳細はこちら
https://www.nishogakusha-u.ac.jp/android/event/20240302.html


シンポジウム趣旨(イベント案内より抜粋)

「人間のようなもの」の存在は、そもそも人間とは何かという問いを突きつける。人間そっくりのアンドロイドの研究を進め漱石アンドロイドの制作も手掛けた石黒浩、人間のように記号を生み出すロボットの研究「記号創発ロボティクス」を展開してきた谷口忠大。これら二人のロボット研究者は、ロボットを通して人間の輪郭を問いつづけてきた。加えて二人は、ロボットにまつわる小説を出版している異色のロボット研究者でもある。ロボット研究と小説の両面から、人間を考えるためのロボットについて討議する。


漱石アンドロイドとは

研究・教育のために、二松学舎大学と大阪大学が2016年12月より共同で運用している、夏目漱石を再現したアンドロイド。大阪大学石黒浩教授が監修を務め、漱石の孫である夏目房之介氏が声を提供している。二松学舎創立140周年記念事業の一環として制作された。

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ロボスタ編集部

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