地方自治体や公共交通事業者に自動運転バスとシステム、規制対応まで一気に支援 初期導入からサービス運用まで ティアフォー

ティアフォーは、全国各地での自動運転移動サービスの事業化を支援するため、「L4 RIDE」のソリューションの提供を開始すると発表した。

運転手不足や地域振興などの課題に対応するため、自動運転移動サービスを導入したい地方自治体や公共交通事業者に対して、初期の導入から継続的なサービス運用まで、自動運転に必要なハードウェア、ソフトウェア、規制対応を一気通貫で支援するとしている。

企画〜初期実証実験〜運用保守〜将来的な自動運転レベル4認可取得まで

日本政府は、2025年度を目処に50か所程度、2027年度までに100か所以上での地域限定型の無人自動運転移動サービスの実現と普及を目標にしている。

自動運転移動サービスの導入には、コンセプトの設計から始まり、企画、実証実験による事業面、技術面、社会受容性の検証、本格的な運用までの段階を追って検討する必要があるが、ティアフォーが提供する「L4 RIDE」では、リスクアセスメント、高精度3次元地図の作成、走行可能性の検証などの企画から、初期の実証実験、車両購入後のサービス運用時のハードウェアおよびソフトウェアの運用保守と継続的な機能更新、将来的な自動運転レベル4認可の取得まで、一気通貫で支援する。

「ファンファーレ」ブランドで車両も販売

また、ティアフォーでは自動運転車両の製品化、販売、活用を支援するため、2023年6月に「fanfare(ファンファーレ)」 ブランドで車両販売を開始。

「ファンファーレ」と「L4 RIDE」のソリューションを活用することで、ハードウェアの運用保守、修理、交換やソフトウェアの継続的な機能更新のサポートを受けることができ、自動運転移動サービスを持続的に安定して運用することが可能となる。

歩行者と一般車両が混在する環境でのレベル4認可の取得を目指す

将来的な自動運転移動サービス導入の拡大に向けて、ティアフォーでは、2023年10月にGLP ALFALINK相模原で自動運転レベル4の認可を取得。同年度には長野県塩尻市、石川県小松市、新潟県佐渡市、成田国際空港を含む全国各地で実証実験を行い、自動運転移動サービスの事業化に向けた取り組みを進めている。

認可取得と実証実験の知見を活かし、今後は歩行者と一般車両が混在する環境でのレベル4認可の取得を目指し、全国各地での事業化を進めていくとしており、「ファンファーレ」と「L4 RIDE」のソリューションを組み合わせ、認可取得や実証実験の実績を最大限に活用し、全国各地での自動運転移動サービスの導入と事業化の促進を目指す。

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ロボスタ編集部

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