見て・触れて・学べる「瀬戸蔵ロボット博2024」開催 人協働/手術支援/大型搭乗ロボット/アバターなど多数のロボットが大集合

瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会は、「瀬戸蔵ロボット博2024」を開催する。人協働ロボット「COBOTTA」、「ムラタセイサク君」、手術支援ロボット「ダヴィンチ」、大型搭乗ロボット「シン・イケドム」、DXロボット「ugo」など、多くのロボットを展示し、体験できるイベントが予定されている。日時は2024年3月22日(金)~27日(水)、10:00~16:00。場所は「瀬戸蔵」。入場無料。



「瀬戸蔵ロボット博2024」の概要

愛知県瀬戸市では「愛・地球博開催継承事業」として、3年に1度の間隔で「瀬戸蔵ロボット博」を開催してきた。今回、開催を準備している「瀬戸蔵ロボット博2024」では4回目の開催となる。
前回までと同様に「瀬戸蔵ロボット博2024」でも、子供たちから高齢者まで幅広い層を対象に、地域社会(ローカルゼーション)をどの様に持続可能にしていくことができるのかを考慮して会場を構成している。

2,000体以上のロボットを展示「ロボミッド」(過去のイベント風景)

また、生成AIやロボティクス技術など、小学校や中学校の教諭たちが「未来」をどの様に伝えていくのか、という課題の一助となるべく、この展示会では、そのような課題へアクセスできる教育エンターテインメント(エデュテインメント)や未来トーク(アンラーニング+SFプロトタイピング思考)も意識している。

人協働ロボット「COBOTTA」によるデモ(参考)
開催日時 : 令和6年3月22日(金)~27日(水) 10:00~16:00
開催場所 : 瀬戸蔵 (愛知県瀬戸市蔵所町1-1) 入場無料
3年に1度開催する『瀬戸蔵ロボット博』は、愛・地球博開催継承として「ロボットと未来の夢」をテーマに、大学や企業が取り組んでいる最新ロボットの展示・実演や最新技術を紹介し、将来を担う子どもたちにロボットを通じて、ものづくりの喜び、チャレンジすることの楽しさを伝えるとともに、子どもたちの未来想像力を養う。
公式サイト : http://www.seto-marutto.info/event-post/setogurarobottohaku/
※イベント参加の注意点や最新情報など、公式サイトでご確認の上、お出かけください。


主なイベント


産業・社会を支えるロボットの進化と社会との関係を紹介

人協働ロボット「COBOTTA」
㈱デンソーウェーブの人協働ロボット「COBOTTA」を愛知工業大学の学生が、省人化対策などの社会問題をテーマに、システム開発を行った機器の稼働展示を行います。人と一緒に働くロボットとして、マフィンやクレープを作ったり、似顔絵を描いたり、ドミノをきれいに並べたりすることができる様子を実演で紹介。


プロドローン
産業用ドローン業界で知られている株式会社プロドローンによる、災害現場でも活躍する物流用ドローンの展示・実演の他、未来の空を繋ぐ空飛ぶ軽トラ「SORA-MICHI」の展示。


電子の世界を楽しもう!ムラタワンダーランド
スマートフォン、PC、家電、車など、電子部品が活用されている多くの製品を支えている電子部品メーカー村田製作所が、子どもたちにわかりやすく技術を紹介するため「村田製作所チアリーディング部」、「ムラタセイサク君」、「ムラタセイコちゃん」によるロボット・パフォーマンスを通じて電子機器の魅力を表現。
今回は新たに、京都市青少年科学センターの展示会で好評を博した『「ふしぎな石ころ」のひみつ展』の体験型展示をおこない、ファインセラミックスのひみつを紹介。


手術支援ロボット・ダヴィンチと内視鏡手術でドクター体験
公立陶生病院で働く最新ロボット・ダヴィンチを操作するために、医師たちが実際に練習を行う練習機で体験。

産業用ロボットの圧巻パフォーマンス
中部包装食品機械工業会(中部パック)による、あのお菓子など様々な食材を包む大型機器を実演展示。エンジニアが機構紹介をおこない、実際に工場見学をしているような特別な体験ができる。




サービスロボットの魅力を紹介

SCOO XT(スクー クロスティー)
自転車・電動カート・ベビーカーなど、さまざまな製品の試作開発から量産化を手掛けるモビリティ企業の株式会社キュリオが免許不要で楽しく気軽に外出できる、シンプルでスタイリッシュな電動モビリティ(移動用小型自動車)の体験・展示を行う。


ugo(ユーゴー)
大成株式会社とugo株式会社の共同出展による、2本のアームが特徴的な次世代型アバター警備ロボットの展示・実演。

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次世代ロボットテクノロジーの可能性

次世代テクノロジーの研究開発を見てみよう
国立研究開発法人産業技術総合研究所中部センターと愛知工業大学の学生が、粉体を扱う実験を自動化。ロボットを使うことで作業を効率的に。

愛知工業大学ロボット研究ミュージアムで研究されているロボットの実演・展示
内田研究室による、生成AIを活用したコミュニケーション、見守り介護、トイレ洗浄など、社会の課題サポートできるロボットの開発の紹介。CGメディアを研究・発表している水野研究室による、自分の描いたキャラクターで自分の振り付けをCGダンスステージで踊らせる体験など、次世代社会へと繋がるロボットテクノロジーを幅広く紹介。

水の中を泳ぐお魚ロボットショー!
学生が制作したマンタ、海ガメ、クラゲ型などのロボットが本物そっくりに泳ぐ。


エンターテインメントロボットのパッション

近未来バンド!ロボット楽団オルディオン
ロボット楽団オルディオンの制作者でフルート奏者でもある幸田先生のロボットとフルート演奏の迫力の演奏会は、愛知県ではここでしか聞けない特別な機会を提供。

大型ロボット「シン・イケドム」に乗ろう!
産官学(㈱池戸熔接製作所/瀬戸市/愛知工業大学)連携により制作した、小さな子どもから大人までが安心、安全に搭乗し操縦できるロボット。事前予約で実施。


瀬戸蔵ミュージアムの無料開放
3/22(金)~3/27(水)は無料開放し、ロボットアームでキャンディキャッチやバトルロボットの操縦など「ロボット縁日」を実施。


ロボット大集合と歴史表現

高さ4m、11段のひな壇に2,000体以上のロボットを展示「ロボミッド」
日本のロボットの原点であるからくり人形やマジンガーZ、ドラえもん、ガンダムなど様々なロボット玩具など、ロボットの創世記から最新のロボットまで、子どもから大人までもが楽しめるロボ太郎コレクションを特別展示。

ロボ太郎先生の“ロボットのなぜ・なにを探せ”クイズラリー
クイズを解きながら会場を回って、ロボット博士になろう。


ロボットテクノロジーを通じた学び(工作教室:有料あり)

かんたんロボット工作教室・ものづくり教室
瀬戸蔵ロボットアカデミーで指導する大学生のお兄さんや愛知県立瀬戸工科高等学校の生徒と楽しくロボット作り。

ストローロボットハンドをつくろう!(当日参加予約)
ロボット楽団オルディオン率いる、幸田先生が今回新たに工作教室を開催。

幻影?錯覚?描いた絵が飛び出す3Dメガネ
特殊な3Dメガネをかけると描いた絵や文字が飛び出して見える、クロマデプス3D技術を体験。

水ロケット名人・片岡鉄雄先生と一緒に水ロケットを作ろう!(事前申込み)
日本宇宙少年団各務原分団長の片岡先生と水ロケットを製作するワークショップ(1機製作1,300円)を実施。

※詳細は、公式サイト、またはイベントチラシ(PDF)を必ずご確認ください。

主催   瀬戸市、瀬戸市まるっとミュージアム・観光協会
後援   愛知県、愛知県教育委員会、一般財団法人地球産業文化研究所、一般社団法人愛知県臨床工学技士会、名古屋鉄道株式会社、瀬戸市教育委員会、尾張旭市教育委員会、春日井市教育委員会、豊田市教育委員会、長久手市教育委員会、みよし市教育委員会・大学コンソーシアムせと
助成   公益財団法人 瀬戸信用金庫地域振興協力基金
協力   愛知県立瀬戸工科高等学校、愛知県立大学、愛知県立大学次世代ロボット研究所、愛知工業大学、愛知工業大学ロボット研究ミュージアム、株式会社池戸熔接製作所、株式会社キュリオ、小池信純、公立陶生病院、国立研究開発法人産業技術総合研究所中部センター、進和株式会社、JAKA、JAF愛知支部、大成株式会社、玉屋一門 末松良一、一般社団法人中部包装食品機械工業会(ゼネラルパッカー株式会社、株式会社フジキカイ)、株式会社デンソーウェーブ、トヨタ自動車株式会社、株式会社村田製作所、パイプロボット普及協会、株式会社プロドローン、ロボット楽団オルディオン 幸田晃、ロボットゆうえんち、ugo株式会社、夢小屋 片岡鉄雄
展示・構成プロデュース/ロボ太郎 西山禎泰(NCO)
※敬称略

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ロボスタ編集部

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