ジュネーブ国際モーターショーで新興EVメーカーがNVIDIA DRIVE Orinを搭載した最新モデルを発表 注目の3車種を紹介

長い歴史を持つ世界的な自動車展示会のひとつ「ジュネーブ国際モーターショー」が2024年2月27日〜3月3日にかけ、スイス・ジュネーブのパレクスポ展示場で開催された。

多くの自動車メーカーが出展する中、NVIDIAは「NVIDIA DRIVE」プラットフォームを搭載して欧州でのプレゼンスを拡大している中国や米国のEVメーカーに注目が集まっていたことをブログで公開した。ブログでは当該システムを採用している3社を紹介する。


BYD Yangweng

BYD Yangweng U8

BYDのYangweng U8はプラグインハイブリッドの大型SUVで、NVIDIA DRIVE Orinプラットフォームをベースにしている。

49キロワット時のバッテリーとレンジエクステンダーガソリンエンジンにより、最大1,000kmの走行が可能な電気ドライブトレインを備えている。

IM Motors

IM Motors IM L6

上海汽車とアリババによるプレミアムEVブランド、IM Motorsは、間もなく欧州市場に投入される IM L6 ミッドサイズ電気サルーン (別名セダン) を発表した。

L6は、NVIDIA DRIVE Orinを搭載したIM Motors独自のIntelligent Mobility Autonomous Driving Systemを特徴としている。

この先進システムは、LiDAR1台、レーダー3台、カメラ11台、超音波センサー12台を含む包括的なセンサー群を使用。IM Motorsによると、L6 は自動操縦で高速道路を走行することが可能であり、先進的な自動運転車を市場に投入するという同社のミッションのマイルストーンとなっている。

IM Motorsは2021年からNVIDIAと協業をしており、同社のフラグシップモデルLS7 SUVとL7セダンのAI頭脳としてもNVIDIA DRIVE Orinが搭載されている。

Lucid Motors

Lucid Gravity SUV

ジュネーブ モーターショーでは、米国・Lucid MotorsのGravity SUVが欧州デビューを果たした。

Gravityは、2024年後半の生産開始時に、持続可能性と技術革新の新たなベンチマークを設定することを目指している。NVIDIA DRIVEを搭載したこのラグジュアリーSUVは、スーパーカーレベルのパフォーマンスと、長距離走行への不安を軽減する優れたバッテリー航続距離を特徴としている。


GTC2024でも多くの自動車向けプログラムが用意

NVIDIAが2024年3月18日〜21日までサンノゼコンベンションせンターとオンラインで開催するGTC2024でも、自動車に特化したプログラムが多数用意されている。

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