生成AIを活用した学習マンガ事業「LearningToon」をスピンアウト 「docomo STARTUP」から誕生

株式会社NTTドコモは、NTTコミュニケーションズ株式会社、NTTコムウェア株式会社との新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」を通じて社員が発案した、学習マンガを提供する「LearningToon(ラーニング・トゥーン)」を、スピンアウトすることを決定した。

同プログラムでのスピンアウトとは、企業が特定の部門や事業を分離して新会社として独立させることで、元の企業からの出資を受けないもしくはマイナー出資で独立する場合をさしている。今回、「LearningToon」を運営する株式会社SUPERNOVA(スーパーノヴァ)の代表取締役社長には株式会社NTTドコモ社員の木本 東賢 氏が就任した。

なお、SUPERNOVA社への出資は、株式会社ANOBAKAが運営するANOBAKA GAI 1号投資事業有限責任組合、株式会社CINCAおよびドコモから行う。





「LearningToon」とは

「LearningToon」は日本初の縦読み学習マンガサービスだ。ビジネススキル、金融、政治などの社会人になってから必要な知識をオリジナルマンガで提供する。スマートフォンに最適化されたフルカラーで縦読みスクロール形式のマンガのため、疲れていても、空き時間にスマートフォンで手軽に読み進めることができる。さらに、単にキャラクターが解説するだけではなくストーリー性を重視した展開となっているため、学習や研修で挫折していた方でもエンターテインメント系のマンガを読む感覚で楽しみながら知識を身に着けることが可能だ。


提供について

アプリ版とWEB版を2024年夏ごろから順次提供開始予定だが、まずは法人向けに社員研修に使えるコンテンツから提供する。人的資本経営が重要視される中で社員の研修やスキルアップは重要度を増す一方、研修受講率が上がらない、研修に対する社員の意識を前向きなものにすることが困難であるなどの課題もある。同サービスの導入により、研修内容と目的を楽しみながら理解することで研修効果を高めることができる。個人向けコンテンツも順次提供し、誰もが楽しみながら学べる世界を実現しする。





Stability AI社が提供する生成AI「Stable Diffusion」

SUPERNOVAでは、テキストや画像プロンプトから独自の画像を生成するStability AI社が提供する生成AI「Stable Diffusion」と、クリエイターによる制作を組み合わせた新しい制作オペレーションを構築し、オリジナルマンガを制作している。同生成AIを活用してフルカラーのキャラクターイラストなどの制作を行うことで、マンガの制作時間を短縮することが可能になった。なお、マンガの制作については多数のクリエイターとの共創によって、作品のクオリティを向上させており、今後も新しい価値を提供し続けることでクリエイターの雇用の創出にも貢献する。今後もドコモは、「docomo STARTUP」を通じて新たな価値を提供し、社会を変える事業創出をめざして取り組んでいくとのことだ。

Stability AI Japan株式会社(※生成AI「Stable Diffusion」を提供)

Stability AI は「LearningToon」が AIとクリエイターの共創によりマンガという親しみやすいメディアを活用して新しい学習体験を創出する取り組みに大きな期待を寄せています。画像生成AI「Stable Diffusion」がマンガ制作プロセスに革新をもたらし、クリエイターの力を最大限に発揮するサポートができると思います。





「LearningToon」の特徴

LearningToonの特徴は以下の3つとなる


縦読みの学習マンガならスキマ時間で効率的に学べる

スマホに最適化された縦読みマンガで、スキマ時間で学習できてタイムパフォーマンスが良い。



受講生のモチベーションが上がる

ストーリーを重視した面白いマンガなので、難しいテーマでも受講生が自主的に学習する。



研修後の記憶定着効果が高い

ストーリー・絵・セリフ等の工夫を凝らしたマンガなので、一定期間後の記憶定着率が高まる。



▼ビジネスパーソンに必要な様々な学びが縦読みマンガで学べる

現代を生きるビジネスパーソンに必要な情報が学べる縦読みマンガを続々追加予定
料金 法人向け料金プラン:「LearningToon」サービスサイトから問い合わせ可能。
個人向け料金プラン:提供が決まり次第「LearningToon」サービスサイトなどで案内する予定だ。
サービス提供方法 アプリ版(iOS、Android)、WEB版
※現在、提供開始に向け開発中。




株主 / 投資家からのコメント

株主や投資家からは以下のようなコメントがあがっている。(順不同)

株式会社ANOBAKA アソシエイト 小林 晃 氏

マンガという切り口で新たな学習体験を届ける未来に共感し、ANOBAKAの生成AIファンドより出資させて頂きました。代表の木本さんは、生成AIという新たな技術を事業への落としこみ、それを想像を超える巻き込み力で成長させる事業推進力を有する稀有な起業家です。そんな木本さん率いる同社が、日本を代表する企業のスピンアウトから日本を代表するスタートアップとなる過程を伴走させて頂けることを楽しみにしております。

株式会社CINCA 代表取締役社長 阿部 拓貴 氏

CINCAはスタートアップスタジオで、本事業においても検証段階から支援させていただきました。
本事業は画像生成AIのトレンドに乗った単純なものではなく、生成AIとクリエイターの強みを活かしたマンガ制作体制の構築を目指す事業です。つまりAI時代のマンガ編集部を作っています。
チームは「何がなんでも生き残る」という行動力があり、本事業が大手企業からのスピンアウトの良いモデルケースになると確信しています。

株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 栗山 浩樹 氏

人生百年時代と言われます。ライフシフトに備え、人生二毛作のために、リスキリングやリカレント教育の機会を充実することが期待されます。
生成AIの登場は、マンガを生かして、ビジュアルで直感的な学びの可能性を広げてくれます。「LearningToon」は、人生百年時代にマンガ文化が提供する新しい顧客価値と先端的な生成AIのパワーを掛け合わせた事業です。マンガの世界での人気を考えると、グローバル展開も視野に入ります。
このような事業がdocomo STARTUPを通じたスピンアウトとして生まれたことを嬉しく思います。NTTドコモグループは、不確実性の高い新規事業への挑戦に向き合い、パートナーの皆さまとともに、その成長を後押しして、社会にインパクトを与えられるように今後も取り組んでまいります。


LearningToon公式サイト:https://lp.learningtoon.com/biz
関連サイト
株式会社SUPERNOVA

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