大成 ugoアバター警備ロボットをブックオフ 栄スカイル店に導入 無人パトロールで店内の防犯を強化

大成が提供しているアバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」が、「BOOKOFF SUPER BAZAAR 栄スカイル店」に2024年5月9日より正式導入された。警備ロボットを活用した無人パトロールで店内の防犯強化を図るとしている。

ロボットトランスフォーメーション(RX)の一環

厚生労働省が公表した「一般職業紹介状況(令和6年3月分及び令和5年度分)」によると、2024年3月の警備業を含む保安職業従事者の有効求人倍率は、6.63倍となっている。全体平均有効求人倍率1.28倍となる中で、比較して非常に高い倍率となっているように、警備業界では需要が高まっているにも関わらず、人手不足が深刻化している。

このような状況の中、大成ではアバター警備ロボットの社会実装を促進するため、様々な施設において、ロボットトランスフォーメーション(RX)に取り組んでいる。

無人パトロールで防犯強化 「ugo」の業務内容

立哨警備

エスカレーター前で店内の監視を行うとともに、機体カメラで人物を検知した際「いらっしゃいませ」等の挨拶(発話)も行う。挨拶の内容については時間帯に応じた内容の発話をする仕組みとなっている。また、遠隔操作で表情の変化や音声の相互通話が可能なため、ロボットを通じてお客様とのコミュニケーションを取ることができる。

巡回警備

警備ロボットを店内で自動走行させ、巡回警備を行います。警備ロボットに搭載されたカメラが周囲をリアルタイムで監視し、店舗スタッフと連携することで店内警備の強化および効率化を図る。

アバターロボット「ugo TSシリーズ」特徴


 「ugo」 は従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバター警備ロボット。2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行う。アームを使用することで、エレベーターのボタンを操作しフロア移動を可能としており、さらに、AIによる自律走行機能により、自動巡回を行うことが可能となっている。

立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、警備業界の人手不足の解消や、省人化によるコスト削減に貢献する。

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ロボスタ編集部

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