大阪・関西万博建設現場にファミリーマートの移動型無人トレーラー店舗が開設された。日立ハイテク、竹中工務店、クロコアートファクトリーが協創・開発したもの。その店舗に、IoT・スマートホーム事業を手掛けるSWITCHBOTが、ロボット掃除機K10+やロックPro、ハブ2など多数の製品を提供したことを明らかにした。
広大な現場に移動型無人トレーラー店舗を設置、なぜ?
広大な建設現場では、電気や水道などの供給インフラが整っていないため、現場で働く労働者や関係者が必要な食料品や物品を購入するためには、敷地外の店舗まで買い物に行き、現場との往復移動に時間を費やしていることが課題となっている。こうしたエリアでは、安定した電力供給を確保した上で工事の進捗に合わせて柔軟に販売場所を移動できる店舗など、労働者にとってより良い環境を提供することが求められていた。
こうした背景を受けて、ファミリーマートは移動型無人トレーラー店舗を開設。開設されたトレーラー店舗ではSwitchBotのスマートデバイスが多数起用され、店舗内の清掃にはロボット掃除機K10+、エアコンの自動化による室温管理にはハブ2、店の扉の開閉にはロックPro、照明のON/OFFにはボット、防犯カメラには見守りカメラが使われている。
具体的な使用シーン
・SwitchBot ロボット掃除機K10+
・SwitchBot ロックPro
・SwitchBot ハブ2
・SwitchBot ボット
・SwitchBot 見守りカメラ3MP
・SwitchBot ブラインドポール
供給インフラが整っていない労働環境にも改善策
現代社会のIoT化が急速に進み、暮らしは「便利であること」が当たり前になっている。その一方で、今回の建設現場のように、電気や水道などの供給インフラが整っていない労働環境や、都心からほど遠い山村地など、基本的な生活基盤を構築するところから始めなければならない地域が存在することもまた事実である。
そんな中で実現したこの「移動型無人トレーラーコンビニ」の開設。このような取り組みに、「SwitchBotのIoTデバイスを提供する」という形でSwitchBotは「微力ながら、お力添えさせていただきました」と述べている。
「利便性の普及」を推し進め、居住地域や職業、性別、年齢を問わずすべての人が利用できるサービスを生み出すこと、「不便なのが当たり前」な地域を無くし、「どこでも誰でも便利な暮らし」を常識へと変えていくこと。そうしたプロセスの中で、スマートホームデバイスは必ず大きな力を発揮する。それこそが、SwitchBotの目指す「暮らしのシーンに合わせて異なる動作を担う個々のロボット」によって「物理的な作業はロボットに任せ、人は人間にしかできない作業に没頭する世界」を実現することに向けた歩みでもあり、社会貢献にも繋がると信じている、ともSwitchBotは述べている。
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