NTTドコモ モバイル社会研究所は、2024年1月に生成AIの認知と利用動向について調査を実施。全国・15~79歳男女、6440人を対象とした調査結果を公表した。
その結果、ChatGPTを「聞いたことはある」人が約半数で、利用率は15%だった。また、どの世代でも男性のほうが女性よりもChatGPTを利用する傾向にあり、10代の男性は5割超が利用している。また、学生の4割超、教職員の約3割がChatGPTの利用経験があることがわかった。
1.ChatGPT「聞いたことはある」約半数・利用率15%
ChatGPTを「よく利用している・利用したことがある」が合計で約15%。また「聞いたことはある」というヒトは約半数。認知率(「よく利用している」「利用したことがある」含む)としては6割を超えた(図1)。
2.どの世代でも男性のほうが女性よりもChatGPTを利用:10代男性の5割超が利用
性別・年代別にChatGPTの利用と認知を調査。その結果、どの世代でも男性のほうが女性よりもChatGPTを利用していることが明らかになった。10代男性は「よく利用している」「利用したことがある」で5割超に達した。20代男性は「よく利用している」「利用したことがある」で約4割。若年層ほどChatGPTを利用している傾向にある。
男性は30~70代までChatGPTを「聞いたことはある」と回答した人が5~6割。女性も70代で約3割、60代で約4割、50代で約5割がChatGPTを「聞いたことはある」と回答。幅広い世代にChatGPTの認知が広がっていることが伺えた。
3.学生の4割超、教職員の約3割がChatGPTを利用
職業別にChatGPTの利用と認知を調査。学生の4割超がChatGPTを利用していた。
生成AIを学校授業で活用することに小中学生の親の約4割が賛成と回答(別調査にて判明)したが、教職員の約3割もChatGPTを利用していた。
会社員、公務員、自営業は約2割がChatGPTを利用(図3)。