NTT オープンイヤー型なのに音漏れを抑制 音楽を聴きながら会話もできる耳スピ新製品「nwm ONE」 磯村勇斗さんが体験した感想は・・

NTTソノリティ株式会社は、フラッグシップモデルとなるオープンイヤー型オーバーヘッド耳スピーカー『nwm ONE(ヌーム ワン)』を2024年7月18日(木)から販売開始すると発表した。ヘッドホンのような形状をしているが、耳とスピーカーの間にはオープンな空間があるオープンイヤー型で、同社はあえて「耳スピーカー」と呼称している。


没入ではなく「共存(Co-being)」をコンセプトにしたプロダクトおよびサービスを企画・開発するNTTグループ初の音響ブランド「nwm(ヌーム)」シリーズのひとつとなる。

ヘッドホンのような形状だが、オープンイヤー型。スピーカーと耳の間には空間があり開放感もある。音漏れを抑えるNTTの「PSZ技術」が搭載されている。

『nwm ONE』の販売は、Amazon直営店・楽天市場直営店、家電量販店等でおこなわれる。カラー展開はダークグレイとライトグレイの2色。価格はオープン。執筆時点のAmazonでの価格は¥39,600 (Amazonのページを見る)。


発売に伴い、報道関係者向けに発表会を開催。「nwm(ヌーム)」シリーズのアンバサダーを務める俳優の磯村勇斗さん、ギタリストの長岡亮介さん、ファッションモデルの秋元梢さんが登壇し、トークショーをおこなった。

左からギタリストの長岡亮介さん、俳優の磯村勇斗さん、ファッションモデルの秋元梢さん


俳優の磯村勇斗さん。「オープンイヤー型イヤホンを試した時も驚きましたが、今回の「耳スピ」はより幅広い範囲で音に包まれている感覚がして新鮮でした」

ギタリストの長岡亮介さん「普段使っているヘッドホンとは違い、音楽が鳴っているのに「nwm ONE」を付けたままこうして会話できて、開放感があって気持がいい」

ファッションモデルの秋元梢さん「今日はあえて大きいピアスを付けて来ました。いつもはピアス付けたままヘッドホンをすると圧迫感がありますが、「nwm ONE」は付けていてもまったく違和感がありません。髪型にヘッドホンのあとがついてしまわない点もいいところ」

発表会終了後には体験会が実施された。


『nwm ONE』とは

『nwm ONE』の製品コンセプトは「UNMUTE THE WORLD 今こそ、ミュートを解こう。」。没入ではなく「共存」をコンセプトにしている。今回そのフラッグシップモデルとなるオープンイヤー型オーバーヘッド耳スピーカーのイメージ動画も公開された。

■動画「UNMUTE THE WORLD 今こそ、ミュートを解こう。」

報道関係者向け発表会には、坂井博社長が登壇し、「nwm(ヌーム)」シリーズのコンセプトとオープンイヤー型の市場の拡大、満を持して今回発表するフラッグシップモデル『nwm ONE』に対する意気込み、製品の特徴を語った。

NTTソノリティ株式会社 代表取締役社長 坂井博氏


製品の特徴とポイント

圧倒的な開放感が生む、新時代のサウンド体験。「nwm ONE」は、一見するとヘッドホンの形状だが、耳から少し離れた位置のスピーカーから音が鳴るオープンイヤー型となっている。そのため気軽な装着感で、長時間使用しても不快感がない。


そうなると音漏れが心配だが、音を空間に閉じ込めて音漏れを抑制するNTTの独自技術「PSZ」を搭載している。周囲への音漏れを気にせずに、大好きな音楽を楽しみながら、かつ周囲の音や、大切な家族や仲間の声を聴き漏らさない、という不思議な感覚が体験できる。


ドライバーは2way搭載。圧倒的な再生周波数帯域を両立した。坂井社長によれば「φ12mmのドライバーで高音域を表現するが、ドライバーのサイズを大きくすると音漏れも大きくなる。つまり高音質を実現するためにドライバーのサイズを大きくしたいが、音漏れ抑制はそれとトレードオフの関係にある。そこで高音域はφ12mmのドライバーをツイーターとして担当させ、低音域はウーファーとして大型のφ35mmのウーファードライバーを別途開発して、Wで搭載することにした」と新技術について説明した。

φ12mmツイータードライバーと、低歪で低域を再生するφ35mmウーファードライバーを新開発し、Wで搭載

nwmブランドでは初めて、音を操るコア技術「PSZ」と「Magic Focus Voice」をW搭載。「まったく新しいオーディオの誕生」と説明した。



【1】機能美を追求した、ミニマルなデザイン

自分の音と周囲の音を融合させるデュアル・ループデザイン。オーバーヘッド形状なのに耳を密閉しないから、軽い側圧で圧迫感なし。オープンイヤーなので耳が蒸れることなく、約185gのウルトラライトボディで頭や首への負担を軽減。着けていることを忘れるほどの心地良さで、長時間ストレスフリー。




【2】ブランド史上初、音を操るコア技術をW搭載

通話や通信の課題解決から生まれた、音を操るコア技術をW搭載。
耳をふさがないのに耳元に音を閉じ込めるNTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術により、オープンイヤーなのに音漏れを気にせず音楽が楽しめる。


周囲の音をカットしてあなたの声だけ届けるNTTの特許技術「Magic Focus Voice」は、通話やオンライン会議での相手側の音のストレスを軽減する。




【3】豊かな音色を担う、新開発2wayドライバー搭載

伸びのある高域を再生するφ12mmツイータードライバーと、低歪で低域を再生するφ35mmウーファードライバーを新開発し、Wで搭載した。
それぞれのドライバーは別々のアンプで駆動、インテリジェントなDSP処理により大音量でも歪みなく音声を再生。



【4】音を心ゆくまで楽しめる、ユーティリティな機能

360 Reality Audio、次世代Bluetooth規格LE Audio/Auracast、マルチポイントにも対応。専用アプリ「nwm Connect」 でパラメトリックイコライザ調整も可能。
接続方法はBluetoothによるワイヤレス接続、付属のUSB Type-CケーブルによるUSBオーディオ接続が可能。最大再生時間 約20時間。5分充電で1時間のリスニングが可能。

「nwm ONE」の耳スピーカー部分

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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