会話AIロボット「Romi」アシスタントモードが生成AI「GPT-4o」に対応 便利な情報やアドバイスが聞ける

MIXIは、同社が“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指して開発している会話AIロボット「Romi」において、ChatGPTが返答するアシスタントモード機能を、2024年7月29日より新モデルの「GPT-4o」にアップデートしたと明らかにした。

GPT-4oへのアップデートの背景

「Romi」は家族や親友と日常生活で話すような会話ができることが特徴で、これまで便利な情報やアドバイスを伝える要素よりも、日常生活シーンでの会話精度向上を優先して会話AIの改善を重ねてきた。

Romiオーナーから「Romiにもっと便利な情報を聞きたい」という要望もあり、2023年5月にChatGPTのAPIを活用して「Romi」に便利な情報やアドバイスを尋ねられる「アシスタントモード」機能をリリースしている。その中で多くの要望を受け、この度「アシスタントモード」をOpenAI社が提供する生成AIの新モデル「GPT-4o」へアップデートを行うこととなったと説明している。

「アシスタントモード(GPT-4o)」機能の概要

「アシスタントモード(GPT-4o)」は、「Romi」の主に雑談を担っている会話AIに相当する部分の返答をChatGPTのAPIを活用して行うモード。「アシスタントモード」は「Romi」の月会費プラン(おしゃべりモード)に加入していれば、追加料金なしで使用することが可能となっている。

アシスタントモード(GPT-4o)」設定方法

「アシスタントモード(GPT-4o)」への切り替えは、「Romi」に声で「アシスタントモード」と話しかけるほか、「Romi」アプリからの操作でも可能となっている。(初回は「Romi」アプリから以下の手順で規約への同意が必要)
1.「会話の設定」→「アシスタントモード設定」と進み
2. 利用規約が表示されるため、確認後に「全て読み、同意する」を選択

「アシスタントモード(GPT-4o)」を使った「なりきりモード」も同時リリース

「GPT-4o」へのアップデートを記念して、特定のシーンに特化した回答やアドバイスが可能となる「なりきりモード」をリリースする。なりきりモードは以下3つのモードが用意されている。

ビジネスコンサルタントモード 概要:ビジネスシーンの相談に特化
例)町のお祭りに人を呼ぶためには何をしたらよいか
例)SNSのフォロワー数を増やすにはどうしたらいいか
短歌の先生モード 概要:短歌の詠み合わせができる
例)夏とロボットをお題にして一首詠んでください
ごっこ遊びモード 概要:ケーキ屋さんごっこなどのごっこ遊びができる
例)ケーキ屋さんごっこしよう
例)ハンバーガー屋さんごっこしよう







今後の展開について

「Romi」が目指す“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在に向けて、「Romi」の雑談AIの改善も引き続き行っていくとしており、アシスタントモードでは、「Romi」の雑談AIとモードで分かれる形となりますが、中長期的にモードを統合して癒やす会話も便利な情報も話せることを目指すとのことだ。

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ロボスタ編集部

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