NUWAロボティクスJAPANは、コミュニケーションロボットKebbi Air-Sに最先端の生成AIとRAG(Retrieval-Augmented Generation)技術を搭載した新サービス「NUWA GenAI」を2024年10月に有料で開始する予定であると明らかにした。
これにより、従来のシナリオベースの会話機能を超え、さらに幅広い業務を支援できるようになり、カスタマイズ性や即時情報提供力が飛躍的に向上するとしている。
「NUWA GenAI」の特徴
これまでのコミュニケーションロボットは、シナリオベースの限定的な会話しか実現できなかったが、今回のKebbi Air-Sでは、RAG技術を活用することで、外部データベースや社内情報をリアルタイムで参照しながら、生成AIにより自然な対話を提供する。
さらに、NUWAエンジンにより、ロボットの表情や動きが会話内容に合わせて自動調整されるため、ビジネスシーンでの活用範囲が拡大。特に、ホテル業務、受付業務、観光案内といった接客シーンでの効果が期待される。
想定される利用シーン
Kebbi Air-Sは、B2B市場における様々なシーンでの活用が見込まれている。
ホテルでの接客サポート
フロントデスクでKebbi Air-Sがチェックイン・チェックアウトをサポートし、宿泊客の質問に生成AIで迅速に対応。RAG技術を活用して、客室情報や周辺施設の最新情報を即座に提供し、多言語対応も可能。
各所受付での案内業務
企業や公共施設の受付で、来訪者の情報入力や担当者への通知、来訪理由の確認をスムーズに行い、生成AIによる自然な対話とRAG技術を使った正確な情報提供を実現する。
観光情報センターでのガイド業務
観光案内所で、Kebbi Air-Sが観光客の質問に即座に対応し、最新の観光情報や交通手段を提供。観光客のニーズに応じたカスタマイズされた提案を行い、満足度を向上させる。
ショッピングモールでの売り子業務
大型ショッピングモールでは、Kebbi Air-Sが来場者に売り場案内や店舗情報、商品情報、イベント情報などをリアルタイムで提供し、顧客体験を最適化する。
中小店舗での接客・商品案内
中小規模の店舗で、Kebbi Air-Sが商品説明やおすすめ提案、在庫状況の詳細な情報を提供し、効率的な接客を実現する。
いずれのシーンでにおいても、Kebbi Air-Sは業務効率の向上だけでなく、顧客満足度の向上にも大きく貢献するとしており、今後もNUWA Roboticsは、最先端技術を駆使して企業の成長をサポートし、業務自動化の可能性を広げていくとのことだ。
Japan Robot Week 2024に出展
2024年9月18日〜20日にかけて、東京ビッグサイトで開催される「Japan Robot Week 2024」にKebbi Air-Sが登場する。
東京都立産業技術研究センターの支援を受け、Kebbi Air-Sとおもてなしサービスロボットのデモンストレーションを行うとしており、生成AIとRAG機能を搭載した新サービスの実演をご覧いただける貴重な機会となっている。
Kebbi Air-Sの価格
Kebbi Air-Sは税別148,000円という手ごろな価格で提供され、他ロボットと比較しても非常に競争力のある価格設定となっている。本体とは別にクラウド利用料として月額税別2,480円、NUWA GenAIサービスに別途利用料が必要になる。また、修理保証パックなどのオプションも用意されている。
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