赤ちゃん型ロボット「かまって『ひろちゃん』」の介護現場向け無償レンタルの募集を開始
2024年10月9日
By ロボスタ編集部

ヴイストンは、認知症高齢者のQOLの向上を目指し開発された赤ちゃん型ロボット「かまって『ひろちゃん』」の無償レンタルの募集を開始した。
かまって「ひろちゃん」の主な特徴
かまって「ひろちゃん」は、赤ちゃんを“あやす”ことを通して、あやす側に癒やしの効果が得られるはず、という点に着目したこれまでにないヒーリングコミュニケーションデバイス。本物の赤ちゃんと同じように、様々な声を発して感情を表現するので、ユーザーは「だっこ」したり「たかいたかい」したりすることで、実際の赤ちゃんと関わるように楽しむことができる。
これまでの研究の結果、長期に渡って利用継続される点が確認されており、さらに、最新の研究では、ひろちゃんの運用に関わる介護職員の業務負担の軽減や精神健康状態が改善されることもわかってきている。
今回無償レンタルを行う「かまって『ひろちゃん』」は、従来の試作品や試験販売などの結果をうけて以下の改良を行ったバージョン。なお、内蔵するプログラムは「かまって『ひろちゃん』にこにこバージョン」相当となっている。
丸洗いが可能
内蔵の制御ユニットを「ひろちゃん」本体から取り出すことができる構造とし、「ひろちゃん」が丸洗い可能となった。これにより本体を清潔に保つことができ複数のユーザーで共有する場合などにも有用である。
顔を後付けすることが可能
かまって「ひろちゃん」 顔カバーの取り付け例
かまって「ひろちゃん」は、ユーザーが感情移入しやすいように、表情を持たない設計となっているが、同時に顔があった方が望ましいという用途に対応するため、「後付け」するための顔カバーも付属(2台あたり1枚のカバーが付属)。なお、制御ユニットを取り出した「ひろちゃん」本体と同様に、顔カバーも洗濯することができる。
無償レンタル要項
対象 | 大阪府内の特別養護老人ホーム、グループホーム 1施設あたり2台の「ひろちゃん」を無償レンタル。 |
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レンタル台数 | 250施設・500台を想定 |
無償レンタル期間 | レンタル開始より6ヶ月間 レンタル開始時には、利用規約の確認と同意、申し込みフォームへの入力をお願いしている。 |
レンタル期間終了後について | レンタル期間の終了後(6ヶ月間経過後)は、以下の内容にて有償での利用継続が可能。なお、利用継続を希望されない場合、送料元払いにて返却(費用の精算等はありません)。 [有償レンタルプラン] 1台あたり月額税別 200円 、年間契約(12ヶ月契約)、1年毎の自動更新 |
応募方法 | かまって「ひろちゃん」公式ページより申し込み https://www.hiro-chan.jp/ |
備考 | お申し込みが多数の場合、抽選となる場合がある。 募集期間は2024年11月末までを予定していますが、応募多数の場合には早期終了となる。 |
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