【世界初】企業のAIクローン同士を仮想面談するクローンマッチング技術で5か月間という短期間でのM&A成約
オルツは、同社が研究・開発・提供する「CloneM&A」を通じて、東証プライム市場に上場しているリログループのグループ企業であるリロクリエイトのM&Aの支援をおこなったことを明らかにした。本件は、AIによるクローンマッチング技術によって実現したM&Aの世界初の事例となる。(2024年11月12日現在・オルツ調べ)
5か月間でスピードで成約
オルツは、AIクローン技術を応用したマッチングサービスの研究・開発に取り組んでおり、「CloneM&A」や人材マッチングシステム「CloneHR」を提供している。
リログループは既存事業とのシナジーを生み出す新規事業の創出を目指しM&Aの検討を進めていた。その中でオルツの「CloneM&A」が導き出した譲渡企業は、未開拓の不動産BPO領域における理想的なパートナーだった。
対して、譲渡企業側は、当初はリログループを提携候補として想定していなかったものの、CloneM&Aが示す両社の事業シナジーが明確であり、かつ、求める買手企業像も合致していたため、リログループを新たな可能性を見出せるパートナーとして高く評価し、かつてない短期間で、双方が満足するマッチングが実現した。
オルツの「CloneM&A」が、両社の潜在的なニーズを深く理解し、最適なパートナーを瞬時に導き出せたことで、最終的には約5か月間というスピードで成約に至った。
このように、AIクローンを活用し、迅速かつ的確なマッチングを実現できた本成約事例は、従来型の属人的なM&A手法とは一線を画す、CloneM&Aの革新性を示す証左であり、AIクローン技術を活用した世界初のM&A事例となる。
「CloneM&A」について
「CloneM&A」は、大規模言語モデルを活用して売手企業のクローンを生成し、データベースベース内に存在する数千の買手企業クローンと仮想面談させるAIマッチングシステム。あらゆる買手企業とのマッチングスコアやシナジーを算出し、最適なマッチング候補先を探索するのが可能となっている。
「CloneM&A」は、オルツの強みであるクローン生成技術を活用して、企業が保有する音声データや事業資料などのあらゆるデータを漏れなく学習することが可能。そのため、従来の属人的なキーワードマッチングとは一線を画す高いマッチング精度を実現する。
試験運用において、マッチング過程における秘匿性の高さや、M&A検討初期から納得感のある買手企業探索を提供できる点が評価され、M&A業界平均を大きく上回る成果(申込率、マッチング率、成約率)を記録している。尚、「CloneM&A」の一般提供は2024年末以降を予定しているとのことだ。
オルツは、「CloneM&A」を皮切りに、M&A領域に存在するすべての課題をAIの力で解決していき、AI分野における同社の長年の経験と実績を活かし、日本における社会課題の抜本的な解決に向けて邁進するとしている。
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