無人店舗なのに万引き被害0、理由はAIカメラの顔認証 無人の古着販売店舗「STORAGE ZERO」横浜にも出店 

北海道小樽市でAIカメラで自動で顔認証する無人古着店舗販売店「STORAGE ZERO」を運営しているストレージは、2025年2月上旬に3店舗目となる店舗を横浜市青葉区青葉台に出店すると発表した。

今回の出店は、同店舗において道外初進出となり同社初のFCでの出店となる。

必ず顔を”晒す”仕組み

「STORAGE ZERO」の入店と退店には必ず「顔認証」が必要となっており、入退店に顔認証を用いる事によって無人店舗運営において最大の懸念であるセキュリティ対策を強化することができたとしている。

今回道外初出店となる店舗も既存店舗同様に顔認証を用いた顔認証を用いた入店・退店方法を継承する。


出店予定地:神奈川県横浜市青葉区榎が丘5−6 1F(早稲田塾青葉台校が入るビル内1F)

「STORAGE ZERO」一号店では「完全会員制」とし、未登録のユーザーが入店をする際に店舗を遠隔管理しているスタッフを呼びだすシステムを採用していたが、一号店と比較し店舗面積が小さい二号店出店の際には『呼び出しをせずに顔認証を自動で行うAIカメラ』を採用、システムを簡略化していた。

新たに開店する店舗においても二号店のAIカメラを採用する。

入退店方法

モニター内のフェイスラインに顔を合わせる

カメラ付きモニターに顔をかざす
入口、出口ともにドアは常に電子施錠がされており、ドア横にカメラ付きのモニターが設置されているので、こちらのモニターの顔シルエット部分に顔を近付ける。


緑の枠が出現し、モニター下部に「認証成功」というテロップが表示され、AIボイスも流れる

顔認証
顔を緑の枠線が現れるまで近づけると「認証成功」というAIボイスが流れたらドアロックが開錠する。退店時も同様に顔認証をした上で退店する。

万引き被害はこれまで0

深刻な人材不足や地域の過疎化に伴い、ここ数年で様々な無人店舗が登場したが、運営者側にとって最も悩ましいのが、報道などでもよく見かける万引きをはじめとした犯罪である。

顔認証による入退店システムを採用している「STORAGE ZERO」は万引きはもちろんのこと、これまで一年以上の営業においても一度もそのような被害が出ていない。

今後の展開

今後の展開については、初のFC店舗となる新店舗をきっかけとして、成功例を作り出店拡大を目指すとしている。

関連サイト
株式会社ストレージ

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