自動演奏機械・ロボットダンサー・ナンセンスマシーン・・明和電機の社長ひとり、軽自動車ラパンで47都道府県を巡るライブツアー発表

演奏するのは人間ではなく「電動楽器」。明和電機が発明したコンピュータ制御で動くナンセンス楽器たち・・。
オタマトーンなどユニークなマシーン楽器の発明で知られる明和電機が、2025年に前代未聞の47都道府県をめぐる全国ツアーを4月からスタートする。

ツアー名は「全国47都道府県ひとりコンサート 明和電機★UMEツアー2025」。明和電機の社長たった一人が、ドラム、ベース、ギターなどの自動演奏機械やロボットダンサー、ナンセンスマシーンをスーツケースほどの大きさの「UME BOX」に詰め込み、軽自動車ラパンで47都道府県を駆け巡るライブツアー。すべてを一人でセットアップ、演奏、撤収するというチャレンジを行う。

「全国47都道府県ひとりコンサート 明和電機★UMEツアー2025」概要

明和電機

トラブルがあればあるほど燃えるのが社長。「限界まで追い込まれたときにこそクリエーションが生まれる」。そんな前向きな精神でトラブルを乗り越え、最高のライブを届ける。「うちの街に明和電機が来た!」というワクワクを大人から子供まで味わえる、明和電機の全国ツアーに期待してほしい。

日程 前期 2025年4月19日~5月22日
後期 2025年6月28日~8月3日
チケット料金 一般:2,000円(税込)
小学生以下:1,000円(税込)
チケット発売日 2025年2月22日(土)よりイープラスなどにて随時発売
※会場によって発売日が異なります。
※チケットの詳細につきましてはツアー公式ページで公開される詳細をご確認ください。
公式ページ https://www.maywadenki.com/news/umetour2025/


開催場所・日程

UMEツアー地図

UMEツアー日程


明和電機のライブとは?

明和電機ライブ風景

明和電機のコンサートは、通常のミュージシャンのライブとは根本的に異なる。その最大の特徴は、演奏するのが“人間”ではなく“電動楽器”。明和電機が開発した、コンピューター制御で動くナンセンス楽器たちが、プログラム通りに演奏を繰り広げる。その音に合わせ、明和電機の曲を社長や工員たちが歌い、踊る。つまり、「お金のかかったカラオケ」。しかし、そのふざけた見た目の裏には、高度な機械技術とデジタル制御のシステムがある。まさに「技術の無駄遣い」それが明和電機のライブコンサートだ。

この異色のライブパフォーマンスは、文化庁メディア芸術祭や、オーストリアのアルスエレクトロニカで賞を受賞し、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、イスラム圏、中国、アジア各地など、世界中で公演。まさに世界的に見ても類を見ないスタイルである。

新開発 UME BOXとは?

明和電機のライブコンサートはその規模にあわせて「松(MATSU)、竹(TAKE)、梅(UME)」に分かれる。


明和電機ライブコンサート

MATSUコース:社長のほか、経理のヲノさん、明和電機会長、研究員、工員など8名が参加。楽器や装置は30種類以上に及び、上演時間は120分。
TAKEコース:社長+工員2名、計3名での公演。楽器・装置は15種類、上演時間は120分。
UMEコース:社長ひとり。持ち運べる機材はスーツケース2つ 。最もコンパクトながら、最も過酷なコース。上演時間は80分。

今回のツアーに向けて、UMEコースの楽器として新しく「UME BOX」を開発。ドラム、ベース、ギターなどの自動伴奏楽器やロボットダンサー、そしてナンセンス楽器たちをコンパクトにまとめたシステム。収納すると、スーツケース2台ほどの大きさになる。


UMEツアー楽器

このUME BOXとさらにライブの音響システムをスズキのラパンに積み込む。

「UME」にはもう一つ意味があります。それは、「Unaccompanied Music Entertainment(ひとりの音楽エンターテインメント)」 の頭文字である。

協賛募集について

協賛説明

今回のUMEツアー用に、1年半をかけてUMEBOXを開発。ツアーでは、このメインで使うUMEBOXが故障したときのバックアップとして、もう1セットを持っていき、ライブ中に故障した場合、すぐに交換する。故障した機械はライブ後に修理するが、致命的な故障の場合アトリエにある二つ目のバックアップと交換する。つまり、ツアーを成功させるために合計三つのUME BOXのセットを制作する必要がある。

1年半のUME BOXの開発と、それをさらに3セット制作する経費を合算すると、2000万円ほどの開発費が必要となる。これは、ライブの入場収入だけでは回収できないため、今回斬新な方法で協賛を募ることになったとしている。尚、協賛は2025年3月1日より募集を開始する。

「パチモクにロゴを表示」


協賛金:10万円(片側ウイング)

明和電機のライブでは定番となっている指パッチン木魚「パチモク」のウイングに、協賛者のロゴやメッセージを表記する。ライブでは、このロゴ付きのウイングでパフォーマンスを行い、またライブ中はステージ中央にロゴが見えるように設置する。ライブには1名を最前列にて招待する。パフォーマンス中は撮影可能。撮影した写真や動画は自由使用可能。また、ロゴの入ったウイングのプレート(社長サイン入り)は、ライブ終了後に渡される。



企業や商店のロゴのみならず、「ゆみこ、結婚してください」などのメッセージでも可能。(※一会場、片側ウイングでの協賛金、協賛内容となる。両ウイングを希望の場合は、20万円になる)

「パンチくんにロゴを表示」


協賛金 5万円(一体につき)

明和電機のライブを盛り上げるダンスロボット「パンチくん&レンダちゃん」の服に、協賛者のロゴやメッセージを表記する。ライブでは、このロゴ付きの服でパフォーマンスを行る。ライブには1名を最前列に招待する。パフォーマンス中は撮影可能。撮影した写真や動画は自由使用可能。また、ロゴの入った服は、ライブ終了後に渡される。企業や商店のロゴのみならず、「まもる、連絡待つ」などのメッセージも可能。(※一会場、一体での協賛金、協賛内容となる。二体を希望の場合は10万円になる)

協賛の申し込み方法

申込フォームから申し込み。但し明和電機による申込の審査がある、また、希望が重なった場合は明和電機にて抽選を行うとしている。

申込フォーム https://forms.gle/K62LkVE316t3qCRA8
※2025年3月1日10:00より公開
募集期間 第1期 2025年3月1日 10:00~3月6日 23:59
審査後の返信 2025年3月7日
第1期入金締め切り 2025年3月12日

第2期 2025年3月15日 10:00~3月20日 23:59
審査後の返信 2025年3月21日
第1期入金締め切り 2025年3月26日


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ロボスタ編集部

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