ヴイストンがChatGPTで2台のロボット掛け合い動画を公開 AI生成でシナリオや背景を作って製作を効率化
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ヴイストンは、生成AI(ChatGPT)を活用したYouTube動画シリーズを製作し公開している。
概要
インターネットの普及やSNSなどの一般化に伴い、企業や個人を問わず、映像メディアでの情報発信がますます重要となっている。一方でコンスタントに動画を製作・公開していくことは、手間やリソースの観点で困難性が伴いがちである。
この点に関する解決策として、ヴイストンでは、動画のシナリオやテーマ、また、背景の画像などにChatGPTによる出力結果を活用しつつ、これらのシナリオ等を自社製品のコミュニケーションロボットに喋らせるというコンセプトの動画シリーズを製作している。これにより、「動画のネタを考える」などの作業を可能な限り省力化し、継続して動画シリーズを製作・公開していくフォーマットの確立を目指している。
動画のシリーズは「漫才」や「ショッピング」、また「ご当地紹介」など多岐にわたり、2台のコミュニケーションロボットの掛け合いの形態を取ることで、自然な対話感を演出していることも特徴だ。
ヴイストンでは、本動画シリーズによって、省力化・合理化した動画の製作手法を確立すると共に、卓上型のコミュニケーションロボットの活用の幅をさらに広めることに挑戦するとしている。
1:既存のコミュニケーションロボットを活用したキャスティング
本動画シリーズにおいては、ヴイストン製のコミュニケーションロボット「着ぐるみロボット『くるみちゃん』」と「Sota」を活用。口調をそれぞれのテーマに合わせて調整しているほか、ロボットの外観などにもこだわった造作を施している。
自動生成のシナリオであっても、それを演じるロボットのキャラクター性は重要であると考えられるため、動画のテーマに合った外観のロボットとなるよう心がけており、この部分は人間の作業によります。まさに、人間とAIとの共同作業による動画製作であるといえる。
2:動画のシナリオをChatGPTで生成
コミュニケーションの対話シナリオは、ChatGPTからの出力にて作成している。ChatGPTに与えるプロンプトを調整することで、2台のロボットが対話する形式の文章をそのまま得ることが可能となっている。また、これにより出力されたシナリオは、コミュニケーション用の開発環境「VstoneMagic」の専用ブロックに投入することで、自動的に2台の掛け合いモーションとなって再生される。
3:動画収録時の背景にもAI生成を採用
2台のコミュニケーションロボットが対話する場面の背景セットには、ChatGPTから出力された画像をプリントアウトし使用。あえて合成などの後処理を利用せず、撮影時の実際の背景として設置することで、動画編集におけるトータルの製作工数を削減することを目指している。
製作されたYouTube動画
着ぐるみを着せられる小型コミュニケーションロボットのベースモデルを発売 ヴイストン
ヴイストンのロボット用開発環境「VstoneMagic」に「GPT対話ブロック」を追加 会話ロボットの社会実装を加速
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