
株式会社中西製作所は、未来の食堂をイメージした動画「未来のAI食堂ムービー」を制作し、YouTubeに公開した。この動画は、全編に渡って生成AIを用いて制作されている。
この動画は、2025大阪・関西万博会場内『ORA外食パビリオン宴~UTAGE~』2階フロアで放映されているもの。同社はリリースを通じて「動画内でもテーマとなっている『最新技術との共存』を表現するため、最先端技術である生成AIを使用し動画を制作することは自然なことと考えました」と語っている。
注目の生成AIによる動画はこちら。
■未来のAI食堂ムービー
「未来のAI食堂ムービー」動画内容
この動画は、未来のレストランや食堂がどのように変化しているかをイメージした内容になっている。
「いただきますの未来をつくる」をコーポレートスローガンに挙げる同社は、食文化の未来を創出する企業として、技術の発展によって変化する未来の食文化を表現したいと考え、本動画の制作に至った。
動画の中では自動化・省人化されたセントラルキッチンの調理工程、個人の好みや健康状態に合わせた食事提供、変わることのない食事を通して生まれるコミュニケーションを描いている。
また、リモートワークの一般化やデリバリーサービスの拡大が進むことで外出の機会自体が減少し、コミュニケーションの機会も減っていくだろう。そして、人手不足解消の対応策として、ロボットとの共存は必要不可欠、としている。
そのような中でも、食事が人と人を繋ぐコミュニケーションのひとつであることは変わらない。
人々は美味しい食事とコミュニケーションのために、未来の食堂に集って食事を楽しんでいる様子が描かれている。
この動画は、同社が出資する社員食堂の企画・運営を行う株式会社ノンピの上形秀一郎代表取締役社長からのアイデアをもとに、議論を重ねて制作された。
大阪・関西万博内での放映について
この動画は、2025年4月13日より開催中の大阪・関西万博内の『ORA外食パビリオン宴~UTAGE~』2階にある映像コンテンツスペースで放映されている。
このスペースでは、未来の給食センターのイメージを具体化することをテーマに同社が2022年に制作した『未来の給食センター』動画のショートバージョンも同時に放映する。
■未来の給食センター -short ver.-
未来の家族ロボット「Qちゃん」を大阪・関西万博で展示 ロボットと暮らす生活を体験 リビングロボット
ヒューマノイドロボットを万博の中国館で展示 UBTECH社製の二足歩行ロボット「Walker」と交流できる
自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」大阪・関西万博での体験予約の受付開始
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株式会社中西製作所
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