介護現場にロボット導入、約3割に活動の質改善傾向、AMEDが報告「なでなでねこちゃんシリーズ」実証試験

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コミュニケーションロボットは介護の現場で本当に効果があるのか?
そんな疑問には実証実験で答えるしかない。
AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)のロボット介護機器開発・導入促進事業「ロボット介護機器開発に関する調査」に参加している「なでなでねこちゃんシリーズ」の実験結果が明らかになった。


AMEDの報告によると、老人ホームなどの介護の現場において「なでなでねこちゃんシリーズ」を活用することで、被験者(16名)のうち、31.3%の人が活動の質に改善の変化が見られたという。改善者のうちの40%は、セルフケアと社会生活の項目での改善が認められた。
被介護者の行動を介護する場合、「猫ちゃんが、一緒に手を洗おうと言ってますよ。」などの、一つ一つの生活行為ごとに声がけをしながら促す事で、以前よりも自立度を向上できる例が確認され、被介護者の自立向上に寄与することが期待できると考えられるとの結果がでた。

今回、AMEDから実証試験の報告を受けたのはトレンドマスター株式会社で、対象は「なでなでねこちゃんDXシリーズ」。製品としては「なでなでねこちゃんDX2」にデザイン変更している(年間販売目標は3万個を見込)。また、依頼者の猫の写真を元にそっくりにペイントした特注品の「愛のネコちゃん工房」を使用した。

▼ 「なでなでねこちゃんDX2」商品概要

「なでなでねこちゃんDX2」3点  とらちゃん、アメショーちゃん、みけちゃん
商品名「なでなでねこちゃんDX2」
価格6,458円 (税抜価格5,980円 税8%)
セット内容 なでなでねこちゃんDX2 本体・取扱説明書
商品サイズW300 × H120 × D115 mm
商品重量200g
対象年齢3歳~
使用電池単4アルカリ乾電池×2本使用 (別売り)


▼ 「愛のネコちゃん工房」商品概要

商品名愛のネコちゃん工房
価格税別 49,000円
商品概要「なでなでねこちゃんDXシリーズと同等の機能に、依頼者の猫の写真を元にそっくりにペイントした特注品
ホームページhttps://www.ai-neko.com/


同社は、急速に進む高齢化社会においてコミュニケーションロボットが果たす役割を追求するとしている。今回の試験結果を踏まえ、専門家や行政、介護施設等との連携をさらに強化することを検討する。また、介護現場での使い勝手に配慮した製品の改良、被介護者の活動を促す効果的な活用方法の開発やマニュアル作成等について、協働して取り組んでいくと述べている。

《ロボスタ編集部》

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