顔認証して勤怠管理するエッジAIロボット「Care Cube」 出勤時の会話から健康/ストレス/飲酒/メンタルチェック

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PLEN Roboticsは、リスク計測テクノロジーズと提携し、約3秒間の会話音声を解析し睡眠不足をチェックする機能の実証実験を開始した。
この実証実験ではエッジAI 搭載ロボット「Care Cube」を用いて顔認証技術による勤怠管理、音声認識技術によるストレスや睡眠不足の可視化し、事務や接客上のミスを軽減させるサービスを試験的に提供し、職場環境の把握・改善に向けたデータの収集を支援すると同時にサービス向上に向けて機能性、使用性の検証を行うとしている。
尚、本実証実験は令和5年度神奈川県県内産業DX プロジェクト支援事業プロジェクトの一環として行われる。

実証実験の背景

PLEN Roboticsとスク計測テクノロジーズは、2021年に業務提携して以来、音声解析技術を利用したヒューマンエラーのリスク管理サービスの開発を進めてきた。
2022年、神奈川県新型コロナウイルス感染症対策ロボット開発支援事業の一貫として小田原市鴨宮ケアセンターにてメンタルチェックの実証を行い、2023年7月に「Care Cube」として完成。今回のプロジェクトは、音声解析の対象を広げ、心拍数の変化を予測し、睡眠リスクを判定するという新機能を追加するための実証という位置付けになる。

サービス概要


「Care Cube」は、PLEN Robotics が開発した顔認証AI アシスタント「PLEN Cube」と、RimTechが開発した音声解析エンジン「Motivel」によって構成されいる。
「Care Cube」はメンタルヘルスチェック対象者の顔を見つけると、声かけをします。そして約5 秒間の会話をするだけで音声を解析し、心の健康状態をグラフで表示します。測定結果は音声とアプリケーション上のグラフィック表示でフィードバックされる。また日々のメンタルヘルスチェックを継続することで、「Care Cube」はストレスに起因するトラブルを2週間程度前に予測が可能となる。

実証実験概要


場所神奈川県内の2商業施設
期間2023年11月~2023年12月
内容音声解析によるストレス、睡眠不足、アルコールチェックを行い、商業施設管理部門スタッフの健康管理を行う。これにより、人間の行動によって起こる意図しないミスや失敗を減少させるサービスを開発する。

※Care Cube は医療機器ではありません。

《ロボスタ編集部》

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