登録1回だけで複数のコワーキングスペースを顔認証で利用 PLEN RoboticsがACSiONと実証実験 RING HIROSHIMA事業

PLEN Robotics株式会社は広島県が最新のテクノロジーを活用し、様々な産業・地域課題の解決を図るオープンな実証実験の場「ひろしまサンドボックス」の⼀環として実施するRING HIROSHIMA事業として、広島市内3か所のコワーキングスペースでeKYCベースの顔認証ドロップインの実証実験を実施することを発表した。


PLEN Cubeと本人確認サービス「proost」を連携

実証実験では市内3か所のコワーキングスペースを拠点とすることで市内の人流活性化を目指す。県内企業は自宅テレワーク社員へのコワーキングスペースの利用を推奨し、また広島県庁や周辺店舗・観光地などはコワーキングスペースの利用者に向け有益な情報発信をすることが可能となる。将来的には登録データを活用した顔認証決済や、県内だけでなく県外企業の社員の流入(ワーケーションなど)を促す。


また、実証実験では株式会社ACSiON(アクシオン)と提携し、PLEN Cubeとアクシオンの本人確認サービス“proost”(プルースト)を連携する。これにより、不正や不審者の登録などのセキュリティリスクの低減が可能になると同時に、一度の登録で複数の会員施設の利用が可能になり、コワーキングスペースを拠点とした人流活性化を目指す。




実証実験の特徴

1.複数施設での利用
登録された会員情報は会員の同意に基づきproost導入企業間で共有される。このため、プラットフォーム上で会員情報が更新される都度、利用企業は最新の顧客情報を確認できることから、⼀度の登録で複数の施設の常時実効性のある本人確認がなされる。

2.利用者登録
登録者の身元チェックには「proost」(プルースト)のeKYC(オンライン本人確認)機能を使用する。これにより、本人確認書類の撮影による利用者登録を行い、架空アカウントの作成、なりすましなどの不正を防止する。

3.登録データの保存
実証実験で登録されたデータは広島県庁のデータベースに保存される。これにより県庁はビジネスパーソン(コワーキングスペースの利用者)に向けたイベントなどの情報発信が可能となる。企業ではなく県庁による情報保持が広島県の人流活性化のためのデータの有効活用を実現させる。




AIアシスタント「PLEN Cube」について

「PLEN Cube」は7.4cmの立方体端末内にデジタルビデオ・カメラと顔認識、顔認証、音声認識、会話合成機能を搭載し、入退室管理や商品レコメンド、健康チェックなどを行う。端末内で人工知能処理を行うため、遅延が少なく、顔認証の定額使い放題を実現した。



関連サイト
PLEN Robotics株式会社

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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