株式会社ISL Networksは、2026年5月13日(水)~15日(金)にインテックス大阪で開催される「スマート工場EXPO(大阪)」において、産業用5Gを活用した工場ワイヤレス化およびAGV協調制御ソリューションを初公開する。
本ソリューションは、5G-TSNおよびURLLC技術を実装した産業用5Gインフラと、フィジカルAI・デジタルツインによる高度なAGV制御を融合し、次世代スマートファクトリーの実現を支援するものだ。
工場ワイヤレス化が求められる背景
製造現場では、人手不足や多品種少量生産への対応、設備の柔軟なレイアウト変更が急務となっている。しかし従来の有線ネットワークでは配線制約により迅速な変更や最適化が困難であり、Wi-Fiなど既存の無線技術では遅延や通信のばらつきが生じ、AGV・AMRによるリアルタイム制御用途への適用に限界があった。

こうした課題を解決するため、同社は産業用5Gによる「確定遅延通信」と「高精度時刻同期」をベースに、工場内のあらゆる設備をワイヤレスで統合するソリューションを開発した。
ソリューションの2つの柱
本ソリューションは大きく2つの技術で構成される。
「産業用5Gインフラ(URLLC+5G-TSN)」:ミリ秒単位の超低遅延通信、ナノ秒レベルの高精度時刻同期(TSN対応)を実現し、PLC・ロボット・カメラ・AGVの統合制御を有線並みの信頼性で提供する。

「AGV協調制御(フィジカルAI+デジタルツイン)」:仮想空間上に工場全体をリアルタイムで再現し、フィジカルAIが最適な搬送ルートを選択する。複数AGVの協調制御(渋滞回避・代替搬送・最適化)や、異常時の即時リカバリーも実現する。

AGVの学習にはSim2Real技術を活用しており、シミュレーションで学習したモデルを現実環境に適用する枠組みとして、ロボットや自動運転車など現実世界で動くフィジカルAI実現において重要な技術となっている。

導入により、搬送業務の省人化・高速化・生産性向上、配線レスによるレイアウト変更の迅速化、工場全体のエネルギー効率改善、将来のスマートファクトリー基盤構築といった効果が期待される。
展示ブースとセミナーの詳細
展示ブースでは、フィジカルAIによるAGVのリアルタイム制御デモ、URLLCによる低遅延・高信頼通信の可視化デモ、5G-TSNによる高精度時刻同期の可視化デモが実施される。
出展情報
展示会名 | FACTORY INNOVATION WEEK 2026 第2回[関西]スマート工場 EXPO |
会場 | インテックス大阪 6号館 A |
通路 | 43通路 |
小間番号 | K43-38 |
セミナー情報
セミナータイトル | 産業用5Gによる工場ワイヤレス化とAGV協調制御ソリューション |
開催日時 | 2026年5月14日(木)11:00~11:30 |
会場 | 新製品・新技術セミナー「New Tech Trend」 会場③ |
登壇者 | 代表取締役CEO 井上 拓也 氏 |
今後の展開として、同社は昨年フィンランドの欧州5GコアサーバーベンダーであるCumucore社と業務提携を締結しており、欧州各通信機器ベンダーや半導体メーカーと連携しながら産業用5Gの社会実装を推進する方針だ。
日本市場では製造業のデジタルトランスフォーメーション加速を目指すとともに、モビリティ・物流・AV・エンターテイメントなど幅広い分野への展開も進める計画としている。
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