アクセンチュアは2026年5月1日、米Anthropicとのグローバル戦略的パートナーシップを基盤に、「アクセンチュア Anthropic ビジネスグループ」の日本における活動を本格始動させた。
生成AIの「使ってみる」段階を超え、業務・基幹システムへの組み込みと全社定着が課題となっている日本企業に対し、同社はAnthropicと一体となって変革の設計から実行まで伴走する支援体制を整えた。
4つの支援領域で日本企業の変革を推進
本ビジネスグループが提供する主な支援領域は以下の要素が列挙される。
全社AI変革の設計と実行
Claudeを単なる業務効率化ツールにとどめず、戦略・業務プロセス・組織・人材・文化・テクノロジーを横断する全社的な変革として設計・実行する。Claude CodeやClaude Coworkを活用しながら、チェンジマネジメントを通じた定着まで一気通貫で支援する。
AI駆動開発によるSDLCの刷新
要件定義から運用に至るまでソフトウエア開発ライフサイクル(SDLC)の全工程にAIを組み込み、変化への対応力を大幅に向上させる。Claude Codeは、Constitutional AIに基づく安全性を備え、仕様定義や多段階の品質チェック、変更履歴の自動記録などを通じて、統制の取れた開発体制を実現する。
基幹系レガシーシステムのモダナイゼーション
独自の基幹システム変換ツール「MAJALIS」とClaudeを組み合わせることで、既存システム資産を標準的なJava環境へと移行する。同時に、コード解析や仕様の可視化、テスト生成を効率化し、将来を見据えた次世代システムへの最適化を推進する。
包括的なサイバーセキュリティ変革
20年以上にわたる実績を基盤に、独自開発のAIエージェント群とClaudeを統合したAI駆動型ソリューション「Cyber.AI」を提供。世界3万人以上のサイバーセキュリティ専門家が連携し、リスク評価から復旧、さらには継続的な高度化まで一貫した支援を行う。
約30,000名のClaude専門人材体制がグローバルで稼働
アクセンチュアとAnthropicは2025年12月にグローバル規模での複数年にわたる戦略的パートナーシップ拡大を発表。Claudeの研修を約30,000名のアクセンチュア専門家に対して共同で実施し、世界最大規模のClaude専門人材体制を構築してきた。
また、金融・ライフサイエンス・医療・公共分野といった規制業界向けのソリューション開発も進展しており、2026年3月にはCyber.AIを発表している。
日本ではAnthropicの日本法人がまだ小規模であることもあり、業務理解を前提に導入から実行まで伴走できるパートナーへのニーズが高まっている。
今回の体制はそうした実情に応えるものであり、単なる提携発表ではなく、日本企業の変革を実行するための組織として機能することが最大のポイントと言えるだろう。
ロボスタ・オンラインセミナー情報
アイリスグループのロボット事業拡大戦略 ~AIロボット市場の勝ち筋を探る
5月26日(火)には「実装」と「販売」の両輪でAIロボット市場を開拓している、アイリスオーヤマを筆頭としたアイリスグループによる「アイリスグループのロボット事業拡大戦略 ~AIロボット市場の勝ち筋を探る」を開催。

同グループの実績は、清掃ロボットを中心に導入企業7,000社以上、累計出荷台数は22,000台以上にのぼり、急成長を遂げています。
セミナーでは、アイリスオーヤマの大山社長が登壇、ロボット事業戦略についてご講演頂きます。続いて、東京大学大学院情報システム工学研究室(JSK)出身で、元Googleのロボットエンジニアであり、同社傘下のシンクロボの小倉社長より製品スペック等の詳細をご説明頂きます。
セミナーの詳細とお申し込みはこちら
ヒューマノイドは産業を変えるか トロンが語る「デジタルツイン×フィジカルAIが導くロボット実装の未来」
産業の現場において「フィジカルAI」や「ヒューマノイド」の社会実装が始まる中、その前提となるデジタルツインやシミュレーション環境の重要性が急速に高まっています。
本セミナー「ヒューマノイドは産業を変えるか トロンが語る「デジタルツイン×フィジカルAIが導くロボット実装の未来」では、製造業向けに先端技術の橋渡しを行うトロン株式会社の和嶋社長を迎え、フィジカルAIやヒューマノイド時代の自動化の最前線を解説します。
「ヒューマノイド導入には何が必要なのか」「なぜ今デジタルツインが重要なのか」「これから日本企業はどう対応すべきか」など、いま製造・物流業が直面する重要テーマについて掘り下げます。

さらに、今話題のヒューマノイドに対する同社のアプローチや、実用化に向けた現状と可能性についても解説していただきます。
セミナーの詳細とお申し込みはこちら。


