Claude搭載のAIエージェントがサイバー攻撃を撃退!アクセンチュアとアンソロピックが「Cyber.AI」を発表

Claude搭載のAIエージェントがサイバー攻撃を撃退!アクセンチュアとアンソロピックが「Cyber.AI」を発表

アクセンチュアとアンソロピックは、AIエージェントを活用したサイバーセキュリティソリューション「Cyber.AI」の提供を開始した。

アンソロピックが開発したAI「Claude(クロード)」を中核の推論エンジンとして採用し、アクセンチュアが20年以上にわたり培ってきたサイバーセキュリティの提供実績と、独自開発の高度なAIエージェント群を組み合わせることで実現に至った。

Cyber.AIの概要と主要機能

Cyber.AIは、セキュリティデータを統合・分析し、セキュリティライフサイクル全体にわたる文脈に即したインサイトを提供する。評価・トリアージから修復対応、改善・高度化に至るまで、AIを活用した一連の対応プロセスを統合的に連携・制御し、IDセキュリティ、サイバー防御、セキュアなデジタルコア、サイバーレジリエンスといった重要領域を網羅するエージェント群を備える。

また、「Cyber.AI Secure AI and Agents」機能群の一部である「Agent Shield」も搭載されており、自律型AIエージェントの役割や挙動を可視化・監視しながら、組織の方針に沿ってリアルタイムで安全かつ統制された運用を可能にする。世界で3万人を超えるアクセンチュアのサイバーセキュリティ専門家とCyber.AIが連携することで、企業はより迅速かつ大規模に的確な意思決定を行えるとしている。

自社導入で実証された効果

アクセンチュアは既に自社のグローバルITインフラにCyber.AIを導入し、1,600のアプリケーションと50万を超えるAPIを保護している。その結果、スキャン完了までの時間が従来の3~5日から1時間未満へと短縮され、セキュリティテストの対象範囲も約10%から80%超へと拡大した。重大な脆弱性に関するバックログが大幅に削減されたほか、サービス提供効率は35%向上し、継続的な前年比でのコスト削減にも寄与している。

Fortune 500に名を連ねる農業関連のグローバル企業でも、Cyber.AIのエージェント型AI機能を活用してIDおよびアクセス管理(IAM)運用を高度化し、IDプラットフォームの移行を迅速に推進した実績がある。

AIリスクの拡大が導入の背景に

世界経済フォーラムがアクセンチュアと共同で制作したレポート「Global Cyber Outlook Report 2026」によると、約9割の組織がAI関連の脆弱性を最も急速に拡大するサイバーリスクであると認識している。攻撃側がAIを活用することで、攻撃までのスピードが数週間から数時間へと大幅に短縮されている一方、多くの従来型セキュリティ対策は人による攻撃を前提として設計されているという課題がある。

アクセンチュア サイバーセキュリティサービス グローバル統括のデイモン・マクドゥーガル氏は「Cyber.AIにより、組織がマシンスピードでサイバーセキュリティ運用を大規模に展開できるよう支援すると同時に、導入するAIを初日から安全かつ統制された形で運用できる基盤を整える」とコメントしている。

アンソロピック サイバーセキュリティ製品責任者のマイケル・ムーア氏は「セキュリティ運用はエージェント型AIが最も大きな価値を発揮する領域の一つ」と位置づけ、Claudeがエンタープライズ環境における大規模なセキュリティ実装を支えると述べた。

IDC サーチ・バイスプレジデントのクレイグ・ロビンソン氏も、Cyber.AIがサイバーセキュリティチームの業務のあり方そのものを再定義していると評価している。

《ロボスタ編集部》

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