AGRIST、Microsoftとの連携でフィジカルAI×農業の先進事例に AI収穫ロボットで世界の食料課題へ挑む

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宮崎県新富町に本社を置くAGRIST株式会社が、2026年6月10日に神戸朝日ホールで開催された「Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE 年次イベント ~産官学連携の新たな価値創造と人材育成~」において、フィジカルAIを活用したスマート農業の先進事例として紹介された。

産官学連携のイノベーション拠点で取り上げられたAGRIST

本イベントは、一般社団法人AI Co-Innovation Labs KOBE活用推進協議会が主催し、日本マイクロソフト株式会社が共催する年次イベント。産官学とマイクロソフトが連携して推進する「Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE」の活動成果や、AIによる社会課題解決の取り組みが発表された。

AI Co-Innovation Labは、企業・大学・行政が協力してAI技術の社会実装と高度AI人材育成を推進する国内有数のイノベーション拠点だ。イベントの「KOBE Lab 現状と展望」セッションでは、日本マイクロソフト株式会社最高技術責任者の野嵜弘倫氏が登壇。近年急速に注目を集める「フィジカルAI」分野の代表事例として、AGRISTのAI収穫ロボットを中心としたスマート農業の取り組みを紹介した。

神戸朝日ホールで開催されたMicrosoft AI Co-Innovation Lab KOBE 年次イベントの様子/日本マイクロソフト株式会社最高技術責任者 野嵜弘倫氏

フィジカルAIとは何か

フィジカルAIとは、生成AIや機械学習による判断能力をロボットなどの実世界の機械に実装し、物理空間で自律的に行動するAI技術を指す。デジタル空間での処理にとどまらず、実際の農作業やロボット動作に直接結びつける点が特徴だ。

イベントでは野嵜氏より、AGRISTについて「農業分野においてAIを活用し、世界の食料課題解決を目指すスタートアップとして、国内外から高い評価を受けている」と紹介された。Microsoftとの連携によりロボットが収集した画像データをAIで解析・ビッグデータ化する取り組みは、スマート農業の実践例として業界の注目を集めている。

Microsoft AI Co-Innovation Lab KOBE 年次イベントにて紹介されたAGRISTのフィジカルAI活用事例

宮崎発・日本農業のスタートアップ、27以上のアワードを受賞

AGRISTは2019年以降、全国各地でAI・ロボット技術を活用したスマート農業の実証拠点を構築してきた。宮崎県新富町の自社開発農場を核に、自治体・企業・JAなど多様なパートナーと連携しながら、収穫ロボットの導入・脱炭素型農業の推進・収量向上のためのAIパッケージを展開している。

2025年までに農林水産大臣賞を含む国内外27個以上の賞を受賞した同社は、国の地方創生優良事例にも選出されている。収穫ロボットのみならず、収量予測・栽培管理・統合環境制御設備との連携も進めており、農業分野全体のデジタルトランスフォーメーションを推進する構えだ。

今後の展望──フィジカルAIの社会実装をさらに加速

AGRISTは今後も日本マイクロソフトをはじめとする企業・自治体等との協働を深めながら、AIとロボティクスを活用した農業の変革を推進していくとしている。

収穫ロボット単体の活用にとどまらず、収量予測・栽培管理・統合環境制御設備との連携を加速させることで、農業分野におけるフィジカルAIの社会実装を一層前進させる方針だ。

世界的な食料課題の解決と持続可能な農業の実現に向け、日本発の農業イノベーションを国際舞台へ発信していく取り組みとして、今後の展開が注目される。


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《ロボスタ編集部》

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