中国・深センに本社を置くPudu Robotics(日本法人:Pudu Robotics Japan株式会社)は、プロフェッショナル向けのグラウンド整備・芝生管理業務を対象とした商用ロボット芝刈り機の新シリーズ「PUDU GTシリーズ」を発表した。
ラインナップはPUDU GT3、PUDU GT5、PUDU GT7の3機種で、それぞれ異なる現場ニーズに合わせて設計されている。
用途別に設計された3機種
PUDU GT3
刈り幅36インチ(約91cm)のコンパクトモデルで、ビジネスパークやキャンパス、病院など、舗装エリアと芝生が混在する分断的な敷地の日常的なグラウンドケアを想定する。
芝刈りに加え、刈り芝や落ち葉の回収、舗装エリアの清掃にも対応し、内蔵のディスクブラシで通路や芝生の境界付近を清掃できる。
PUDU GT5
刈り幅60インチ(約152cm)のロータリーモアで、造園業者や施設管理会社が扱う広大な商業用芝生地を主な対象とする。
1時間あたり約2エーカー(8,090平方メートル)の作業を目標に設計されており、1回の充電で最大16エーカー(約65,000平方メートル)をカバーできるとしている(数値は運用条件により変動する)。芝刈りと同時に刈り芝や軽いごみを回収する仕組みも備える。
PUDU GT7
刈り幅62インチ(約160cm)の三連リール式芝刈り機で、ゴルフコースやプロスポーツ施設など、仕上がりの均一性や境界の精度が求められる現場向けに開発された。RTK・LiDAR・カメラビジョンを組み合わせた自律走行機能を搭載し、対応条件下でのRTK測位精度は最大±2.5cmとしている。
刈り取り角度やレーンオフセットを設定してストライプ模様を再現できるほか、独立してフロートする3つのリールユニットにより起伏のある地形でも刈り高を一定に保つ。四輪駆動と最大30度の登坂性能を備え、燃焼エンジンを使わない静音設計により、騒音への配慮が求められる施設にも対応する。
共通のAI認識・自律走行基盤
3機種はいずれも、商用屋外環境向けに構築されたAI認識・自律走行の基盤を共有する。LiDARやカメラビジョン、深度センシングにより人や車両、動物、地形、障害物を認識し、自律マッピング・ナビゲーション・障害物回避によって複雑な作業エリアでの運用を支援する。
作業中の回収に対応するファンバキュームや専用の芝取り込み口を全機種に搭載し、導入構成によっては自律排出やタスク再開機能にも対応する。手動走行モードも備えており、状況に応じて自律運転と手動操作を組み合わせられる。
筐体には金属製ボディや商用グレードのスチールシャーシ、IP66相当の防塵防水性能、非常停止機能を採用し、屋外での商用利用を想定している。
PUDU GTシリーズは、2026年9月15日から18日までドイツ・ニュルンベルクで開催される展示会「GaLaBau 2026」で披露される予定だ。
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