パーソナル人工知能「SENSY」を美容業界で活用、パーソナライズDMとAIチャットボットを協和と共同開発

カラフル・ボードは、プラセンタやコラーゲンドリンクで知られる協和と事業提携し、人工知能「SENSY」(センシー)を活用した「パーソナライズDM」やパーソナルチャットボット「SENSY bot」を提供していくことを発表した。

協和は、プラセンタ売上NO.1、コラーゲンドリンク売上NO.1をうたい、美容・健康食品業界を牽引する企業として知られる。

カラフル・ボードは慶應大学発のベンチャー企業で、自分の感性を学習したパーソナルAIを育成できるプラットフォーム「SENSY」を開発、試飲のアンケートから個人の好みの味を学習して日本酒やワインを勧める「AI利き酒師」や「AIソムリエ」を百貨店のイベントなどで展開している(伊勢丹や大丸百貨店等)。

2017年2月に新宿の伊勢丹で行われた、PepperがAIソムリエになって味覚にピッタリのお酒を勧めてくれるイベント

今回の提携では、パーソナル人工知能「SENSY」を美容業界でも活用するチャレンジとなる。具体的には以下の2つのサービス提供を予定している。


パーソナライズDM

お客様に合った商品やキャッチコピー、 口コミコンテンツを選択・提案する「パーソナライズDM」(2017年5月下旬開始予定)。
協和が保有するデータを「SENSY」に学習させ、 「SENSY」が選択した顧客に合った商品やキャッチコピー、 口コミコンテンツを掲載した「パーソナライズDM」を発行する。 これにより、 画一的で売り手主導のダイレクトメールから脱却し、 お客様視点に立った販促が実現するとしている。

顧客に届くDMの例。お勧めする商品は同じキャンペーン商品ではなく、ユーザーの好みに合わせてAIが提案する商品になる



SENSY bot

パーソナルチャットボット「SENSY bot」(システム開発中)。協和がこれまで培ってきた業界の知識・ノウハウを活用し、美容・健康食品分野における対話エンジンを共同開発する。
チャットでは、ユーザーの抱える悩みを聞き、最適な解決策をAIが提案していくサービスを展開する予定。

AIチャットボットの例。ユーザーの悩みを聞いて、解消するための提案や商品をAIが勧めてくれる


協和からのコメント
IoTの発達やAIの活用が期待されている今日。 お客様が今後より多くの情報をいかに利用するかの時代へと変わっていくと考えております。 協和は、 大切なお客様の声に寄り添い、 実感をより高めていただけるよう「お客様第一」の考え方を重視することに舵を切り、 その実現するに必要な手段としてITを活用してまいります。 そこで、 協和は、 今後、 お客様一人ひとりにパーソナライズした提案や、 マーケティングを実施していくため、 「SENSY」を活用していくこととなりました。
カラフル・ボードから「SENSY bot」についてのコメント
SENSY botはユーザーがチャットを通じて、 自分の感性を学習したパーソナルAIを育成できるプラットフォームです。 現在は、 LINE上にて、 「レストラン案内」をしています。 ユーザーの嗜好性や、 話し方を学び、 日々成長していきます。 育てたパーソナルAIは、 様々なコンテンツを届けてくれたり、 相談に乗ってくれます。 食べたいメニューや、 場所、 シーンなど、 自由に話しかけるとAIが学習し、 ユーザーとのマッチ度を点数化、 ランキング形式で並び替え、 オススメポイントと併せてユーザーにぴったりのレストランを探してくれます。 今後は、 レストラン案内のみならず、 この度の提携を踏まえて美容や健康、 ファッション等の分野に対話コンテンツを拡大してまいります。

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ロボスタ編集部

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