GarminがAlexaの音声制御を含む新しい車載インフォテイメントシステムを発表

2018年1月4日、Garminが車載向けの新しいシステム「スケーラブル・インフォテイメント・プラットフォーム」をCES 2018にて発表することを明らかにした。
このシステムは、ナビゲーション、ルートに沿った天気予報、Foursquareを活用した位置データベース、そしてAmazon Alexaの音声サービスを統合したプラットフォームになっている。
特に注目なのはAmazon Alexaの統合で、Garminのシステム上で直接動作し、スマートフォンやアプリを必要としない設計となっている。
ユーザーはAlexa経由でハンズフリーで目的地を指定し、Garminからターンバイターンの誘導ナビゲーションを受けることができる。また、音声で質問した結果は、音声のみならずディスプレイ表示も併せて返答される。ナビゲーション以外にもメディアプレイヤーで音楽の再生や、家庭内のホームオートメーションデバイスの制御、もちろん多数のAlexaスキルの利用も可能だという。
イメージ動画も公開されている。
Garminは現時点でこのシステムが搭載されるメーカー、車種などについて発表していない。
またGarminはこのプラットフォーム以外にもAmazon Alexat搭載の簡易ナビ「Garmin Speak」も発売しており、車載の音声アシスタント領域に力を入れていることがわかる。
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中橋 義博
1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。