マイクロソフトCEO、BMWの車載システムへのAlexaとCortanaの統合事例を高く評価
今もっともAI音声アシスタントの導入に積極的な自動車メーカーといえばBMWだ。
2017年の段階でAlexa導入を発表してから、Microsoft Cortanaへの対応、Google Assistantへの対応、中国Tmall Genie対応、そして「Hey BMW」で起動する自社のアシスタントも発表するに至っている。
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そんな先進的な取り組みを見せるBMWの車載システムについて、先日オーランドで開催されたMicrosoftのIgniteカンファレンスのオープニングでMicrosoftのサティア・ナデラCEOが言及した。
BMWは社内開発でMicrosoftのクラウドやAIツールを活用して、AlexaやCortanaなどのサードパーティーのアシスタントを動かす仕組みを構築しており、現在の技術パートナーシップの「モデル事例」だと評価した。
実際、ユーザーが日頃使うアシスタントを車内でも使いたいと考えるのは当然であり、あらゆるアシスタントに対応していくBMWの戦略は正しいと思われる。今後他社メーカーも動きも注目していきたい。
Source:BMW Group / Geekwire.com
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。