アメリカで発表された「Amazon Alexa」の新機能がすごすぎる! 全24機能を一挙紹介 - (page 3)

Alexaで人生をより楽しくする8つの新機能


14. New Music Service – TIDAL


音楽ストリーミミングサービスに「TIDAL」が追加される。アメリカのAlexaで使える音楽サービスはAmazon Music以外にもSpotify、Pandora、Saavn、Deezerなどが対応しており、利用者は好きなサービスを選べる状況にある。今回の「TIDAL」のAlexa対応は、先日発表されたAlexa Skills Kit (ASK)の「Music Skill API」を利用したものだという。


15. Left-Right Stereo Pairing


2つのEchoデバイスを左右の音に振り分けたステレオペアリングが可能になった。複数のEchoを所有するユーザーは増えており、各部屋に1台ずつEchoを設置したマルチルーム再生にはすでに対応していたが、今回の発表は1つの部屋に複数Echoを設置したときのステレオ再生の対応だ。音楽好きには待望の機能のひとつだ。

また新製品のサブウーファー「Echo Sub」を組み合わせれば重低音を効かせた2.1チャンネルシステムが構築できる。


16. Amazon Music New Release Notifications


AlexaでAmazon Musicのお気に入りアーティストの新アルバムや新曲のリリースを通知してもらえるようになる機能。指定したアーティストが新曲を発表するとEchoデバイスやAmazon Musicアプリで通知される仕組みだ。

これは音楽ファンには非常に嬉しいニュースだろう。結果的にAmazon Prime MusicからAmazon Music Unlimitedに切り替えたくなるユーザーも増えそうだ。


17. Overlapping Groups


1台のEchoデバイスを複数のマルチミュージックグループに重複して登録できるようになった。例えば、キッチンに設置したEchoは「キッチン」グループと、週末に友達が遊びに来たときの「1F」グループの両方に含めることができる。いままで1デバイス1グループ登録で不便していた人には朗報だろう。


18. Preferred Speaker Setup


Alexaアプリで音楽再生専用のスピーカーを指定することができる機能。例えば「Alexa、ロックミュージックをかけて」と伝えると、Amazon Echoもしくはサードパーティー製のAlexa搭載スマートスピーカーなど任意のスピーカーから音楽を流すことができる。

音楽再生については音質の良いハイエンド製品で出力し、普段のAlexaとのやりとりは手元のデバイスで行うといった形で使うと便利そうだ。


19. New Video Services for Echo Show


Echo Showのためのビデオサービスの機能強化も進んだ。新製品のFire TV Recastと組み合わせることでテレビ放送を録画、Echo Showのディスプレイにストリーミングすることができる。またオンデマンドの動画サービスも拡充しており、「Alexa、Good Morning Americaを見せて」または「Alexa、HuluでESPNを見せて」と伝えるとストリーミングが開始する。


20. Skills and Games for the Screen


何万にも及ぶスキルがディスプレイ搭載の新しいEcho Showで利用可能になっている。例えば、CNBCスキルで株価情報やニューススキルをビジュアルに確認したり、Amazon Storytimeスキルでお話を読んでもらうなど。

今後日本でもEcho Spotに加え、Echo Showも発売されることもあり、ディスプレイを活用したスキルは米国に限らず増えるだろう。


21. Visual Alexa Blueprints


2018年4月に発表された「Alexa Skill Blueprints」で作った家族専用スキルを第三者に共有可能になった。例えば、誕生日や特別な日を祝うパーソナライズされたグリーティングカードスキルを作成して、メールやソーシャルネットワークサービスを通じて、簡単に共有するといったことが可能になった。

BluePrintsサービス自体の日本語対応をまずお願いしたいところだ。

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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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